『花嫁候補』 作 ウージューヌ・イヨネスコ 初演 1953年 紳士と婦人が公園のベンチで会話をしている。 婦人の娘自慢から話は始まり、やがて社会の諸問題へと話は膨らむ。 そしてラスト1分ぐらいの時に、娘がやってくる。 この娘の登場が、視覚と聴覚・言葉と意味を ...
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『椅子 -悲劇的笑劇- 』/作:イヨネスコ
『椅子 -悲劇的笑劇-』 作 ウージューヌ・イヨネスコ 初演 1952年 95歳の老人と94歳の老婆の住む、水に囲まれた住居。 95歳の老人は、全ての人が幸福に生きる方法を掴んだので、講演会を開く事にする。 自分は年寄りで上手く話せないから、弁士を雇って。 講演会に招 ...
『アルマ即興 - 羊飼いのカメレオン- 』/作:イヨネスコ
『アルマ即興 -羊飼いのカメレオン-』 作 ウージューヌ・イヨネスコ 訳 大久保輝臣 初演 1956年 これ、面白い! 批判精神に溢れていて、かつ批判自体を批判している作品というか。 論理だけで塗り固められた芝居がいかに退屈で身勝手なものかを痛烈に描いている。 ...
『アメリカ人のためのフランス語のレッスン』/作:イヨネスコ
「アメリカ人のためのフランス語のレッスン」 作 ウージューヌ・イヨネスコ 訳 末木利文 1966年初演 ・教室・ 二人の生徒トーマスとオードリィ。二人にフランス語を教えるディック。彼はフランス語で、教室にあるものを一つ一つ挙げていき、それを使って文章を作る ...
【戯曲】イヨネスコ『禿の女歌手』
「禿の女歌手」 イヨネスコ戯曲全集1 白水社刊より 作 ウージェーヌ・イヨネスコ 訳 諏訪正 「反戯曲」と題名の横に記されたこの戯曲。読んでみて、確かに反戯曲という言葉はしっくりとくる。戯曲という概念がゆらいでくるというか何というか。 ただ、僕はこれだけは感じ ...
【戯曲】イヨネスコ『ごあいさつ』
「ごあいさつ」イヨネスコ戯曲全集1 白水社 作 イヨネスコ 訳 篠沢秀夫 極めて軽快な、滑稽な、リズムのいい、「ごあいさつ」。言語を生かした戯曲であるため、日本での上演は難しそうだ。 ...