びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

カテゴリ:【小説ほか】

『いとエモし。超訳 日本の美しい文学』著:koto2023年/サンクチュアリ出版百人一首とか枕草子とか、古典と言われる文学作品。美しい日本語・美しい響き、だけれども、やっぱりどこか取っつきにくい。古典の授業をもう少し真面目にやっておけばスラスラ読めたんだろうか…。 ...

『豊臣兄弟 天下を獲った処世術』著:磯田道史2025年・文春新書1514豊臣兄弟について勉強する為に手に取った本。現代のビジネスにも通ずる処世術、として書かれていて読みやすい。はじめに、に書かれている、永続が大事な日本で一からのし上がった人物、という表記に、そうか ...

『罪の余白』著:芦沢央発表:2012年8月文庫:平成27年4月/角川文庫高校のベランダから転落する女生徒のモノローグ的な所から始まる不穏な空気をまとった小説。冒頭から、萩原朔太郎の『自殺の恐ろしさ』を思い出す。この、落下する間の思考、という表現がたまらなく悲しい ...

『ババヤガの夜』著:王谷晶2020年/河出書房新社 暴力が趣味、という主人公・新道依子。ある日暴力団の構成員相手に暴力沙汰を起こし拉致される。と、そこの組長に一人娘の護衛を任される、というお話。バイオレンスな表現がもりもりなのだけれど、一人娘の護衛に入ってから ...

『PRIZE -プライズ-』著:村山由佳2025年/文藝春秋読後に本屋さんに行ったら、見える景色がガラッと変わりそうな作品でした。 主人公の天羽カインは大ベストセラー作家で映像化作品も多数と、不動の位置を築いている小説家。だがそんな彼女が望んでも手に入れられない物があ ...

『肉食屋敷』著:小林泰三平成12年/角川ホラー文庫『肉食屋敷』『ジャンク』『妻への三通の告白』『獣の記憶』の4作を収録した文庫。どの作品も独特のホラー感覚が漂っていて読み応えがある。ストーリーの中に「え!?」と驚く仕掛けが隠されているものが多く、もう一度読み ...

『人魚が逃げた』著:青山美智子2024年/PHP研究所 アンデルセンの「人魚姫」をモチーフに銀座で展開される物語。その日銀座ではテレビの街頭インタビューが行われ、そこに王子の恰好をした人物が映った。「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」銀 ...

『人質の朗読会』著:小川洋子2011年/中央公論新社朗読、とタイトルにつくので、興味を持って買った本。冒頭で、外国で反政府ゲリラの人質となった日本人たち。対策班が突入するも人質全員はその過程で命を落とした。という事件の概要が語られる。 立てこもりの最中に人質た ...

『サラダ記念日』著:俵万智1989年/河出文庫 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日でお馴染みの俵万智さんの短歌集。朗読講座で短歌を扱ってみよう、という関係で色々短歌に触れよう期間が訪れ、その中で購入した本。北原白秋とか与謝野晶子とか色々手 ...

『ままならないから私とあなた』著:朝井リョウ2019年/文春文庫 Audibleにて。『レンタル世界』『ままならないから私とあなた』の2篇を収録。朝井リョウ先生の本はどれも心にグサッとささるのだが、今回もまたグサリだった。『レンタル世界』では、「人の繋がりこそが一番大 ...

『こうやって頭の中を言語化する』【Podcastによる感想はこちら】著:荒木俊哉2024年/PHP研究所 人気コピーライターが教えてくれる言語化のコツ。一日3分3ステップで身につける「言語化ノート術」というメソッドの本。Audibleで聴了。 何聴こうかな、たまにはビジネス書も聴 ...

『命売ります』著:三島由紀夫発表:1968年1998年/ちくま文庫 「いつも自分はこうやって、何かが起るのを待っている。それはまるで「生きること」に似ているではないか」不意に死にたくなった男は自殺に失敗し、自分の命を売りに出すことに決める。年の離れた妻を殺して欲し ...

『明暗』著:夏目漱石1988年/ちくま文庫夏目漱石の絶筆となった作品。ちくま文庫で読んだ。 津田という痔の手術をした主人公とその妻お延がメインの主人公となって紡がれる物語。そこに、夫婦で世話になっている津田の会社の上司・吉川夫妻や友人の小林などの人物が、それぞ ...

『境界線』著:中山七里2024年8月/宝島社 『護られなかった者たちへ』にも登場した笘篠警部が主人公の宮城県警シリーズ第二作。Audibleで。『護られなかった者たちへ』の感想はこちら7年前の震災で行方不明になった妻の遺体が発見された。しかも亡くなったのはつい最近。今 ...

『七色の毒 刑事犬養隼人』著:中山七里2015年/KADOKAWA Audible版:7時間56分/2024年ナレーター:杉村憲司 昔俳優をやっていた事から、人の嘘を見抜く力がある刑事・犬養隼人が主人公のシリーズ第二作。二作目から読んでも問題なく入れました。赤い水・黒いハト・白い原稿 ...

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