『PRIZE -プライズ-』著:村山由佳2025年/文藝春秋読後に本屋さんに行ったら、見える景色がガラッと変わりそうな作品でした。 主人公の天羽カインは大ベストセラー作家で映像化作品も多数と、不動の位置を築いている小説家。だがそんな彼女が望んでも手に入れられない物があ ...
カテゴリ:【小説ほか】
【読書】小林泰三『肉食屋敷』あらすじと感想
『肉食屋敷』著:小林泰三平成12年/角川ホラー文庫『肉食屋敷』『ジャンク』『妻への三通の告白』『獣の記憶』の4作を収録した文庫。どの作品も独特のホラー感覚が漂っていて読み応えがある。ストーリーの中に「え!?」と驚く仕掛けが隠されているものが多く、もう一度読み ...
【読書】青山美智子『人魚が逃げた』
『人魚が逃げた』著:青山美智子2024年/PHP研究所 アンデルセンの「人魚姫」をモチーフに銀座で展開される物語。その日銀座ではテレビの街頭インタビューが行われ、そこに王子の恰好をした人物が映った。「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」銀 ...
【読書】小川洋子『人質の朗読会』あらすじと感想
『人質の朗読会』著:小川洋子2011年/中央公論新社朗読、とタイトルにつくので、興味を持って買った本。冒頭で、外国で反政府ゲリラの人質となった日本人たち。対策班が突入するも人質全員はその過程で命を落とした。という事件の概要が語られる。 立てこもりの最中に人質た ...
【読書感想】俵万智『サラダ記念日』
『サラダ記念日』著:俵万智1989年/河出文庫 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日でお馴染みの俵万智さんの短歌集。朗読講座で短歌を扱ってみよう、という関係で色々短歌に触れよう期間が訪れ、その中で購入した本。北原白秋とか与謝野晶子とか色々手 ...
【読書】朝井リョウ『ままならないから私とあなた』あらすじと感想
『ままならないから私とあなた』著:朝井リョウ2019年/文春文庫 Audibleにて。『レンタル世界』『ままならないから私とあなた』の2篇を収録。朝井リョウ先生の本はどれも心にグサッとささるのだが、今回もまたグサリだった。『レンタル世界』では、「人の繋がりこそが一番大 ...
【読書】荒木俊哉『こうやって頭の中を言語化する』要点と感想
『こうやって頭の中を言語化する』【Podcastによる感想はこちら】著:荒木俊哉2024年/PHP研究所 人気コピーライターが教えてくれる言語化のコツ。一日3分3ステップで身につける「言語化ノート術」というメソッドの本。Audibleで聴了。 何聴こうかな、たまにはビジネス書も聴 ...
【読書】三島由紀夫『命売ります』あらすじと感想
『命売ります』著:三島由紀夫発表:1968年1998年/ちくま文庫 「いつも自分はこうやって、何かが起るのを待っている。それはまるで「生きること」に似ているではないか」不意に死にたくなった男は自殺に失敗し、自分の命を売りに出すことに決める。年の離れた妻を殺して欲し ...
【読書】夏目漱石『明暗』あらすじと感想
『明暗』著:夏目漱石1988年/ちくま文庫夏目漱石の絶筆となった作品。ちくま文庫で読んだ。 津田という痔の手術をした主人公とその妻お延がメインの主人公となって紡がれる物語。そこに、夫婦で世話になっている津田の会社の上司・吉川夫妻や友人の小林などの人物が、それぞ ...
【読書】中山七里『境界線』あらすじと感想
『境界線』著:中山七里2024年8月/宝島社 『護られなかった者たちへ』にも登場した笘篠警部が主人公の宮城県警シリーズ第二作。Audibleで。『護られなかった者たちへ』の感想はこちら7年前の震災で行方不明になった妻の遺体が発見された。しかも亡くなったのはつい最近。今 ...
【読書】中山七里『七色の毒 刑事犬養隼人』感想
『七色の毒 刑事犬養隼人』著:中山七里2015年/KADOKAWA Audible版:7時間56分/2024年ナレーター:杉村憲司 昔俳優をやっていた事から、人の嘘を見抜く力がある刑事・犬養隼人が主人公のシリーズ第二作。二作目から読んでも問題なく入れました。赤い水・黒いハト・白い原稿 ...
【読書】阿部暁子『カフネ』あらすじと感想
『カフネ』著:阿部暁子2024年/講談社オーディオブック:10時間31分/ナレーター:岸本百恵 2025年本屋大賞受賞の話題作。Audibleで聴きました。他にも第8回未来屋小説大賞・第1回あの本、読みました?大賞を受賞しているとのこと。あらすじはこんな感じ。一緒に生きよう。 ...
【読書】原浩『火喰鳥を、喰う』あらすじと感想
『火喰鳥を、喰う』著:原浩2022年・角川ホラー文庫Audible版:2024年3月/9時間28分ナレーター:土池悠介 2025年10月に映画公開予定の話題作。信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。もうひとつは、死者の ...
【読書】原田ひ香『喫茶おじさん』あらすじと感想
『喫茶おじさん』著:原田ひ香2023年/小学館Audible版2025年4月4日配信開始8時間37分/ナレーター:中川慶一 松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在 ...
【読書】夏目漱石『それから』あらすじと感想
『それから』著:夏目漱石昭和23年/新潮文庫発表:1909年 夏目漱石の前期三部作(三四郎/それから/門)の真ん中の作品。主人公の代助はスーパーニート。実家が豊かで、そこから送られるお金で思索にふける事こそが最上の生き方で、金の為にあくせく働く事は自分を無くす事 ...














