『代り目』【あらすじ】遅くまで飲んでた男が車屋に声をかけられて車に乗る。行き先を聞かれ、この家の前で降ろせ、と目の前の家へ。出てきたのは男の妻で、妻は家の前で車拾ったのかい、迷惑かけてと、車屋に金を持たす。続いて男が何か食べたいと言い出す。が、何もないの ...
カテゴリ:【伝統芸能】
【落語】『三人無筆』
『三人無筆』 葬式の帳付けを請け合った熊さん。 家に帰って夜逃げの準備。 字が書けないのに請け合っちまったから、 恥かくよりは夜逃げした方がいい。 そりゃ駄目だと知恵を絞る奥さん。 他にも帳付けがいるなら、その人にどうにか頼んではどうか、と。 朝早くから行って ...
【狂言】『伯母が酒』
『伯母が酒』 山の向こうに一人暮らしの叔母を持つ男は、度々世話をしに訪れる。 そして、訪れる度に憤る。 「伯母は、家で酒を作っているくせに、俺が訪れてやってもいっこうにふるまおうとしない。今日こそ飲んでみたいものだ」 しかしこの日も酒は出してもらえなかった ...
【狂言】『子盗人』
『子盗人』 ある屋敷に盗人が入る。 金目の物は無いかと探していると、部屋に赤子がいる事に気付く。 盗みを忘れて子をあやす事に夢中になる盗人、その様子に気付いた主が太刀を持ってやって来る。 どうしても貴様を斬ってやると聞かない主人。 盗人は子を盾に出口まで行き ...
【落語】『三遊亭圓歌独演会 弐』
『三遊亭圓歌独演会 弐』 キングレコード 「白髭橋」 録音: 昭和55年11月14日 @国立劇場演芸場 橋で身投げをしようとしている男の側を酔っ払いが次々に通りかかり…。 話の設定が「文七元結」によく似ているんだけど、こちらはしょーもない方向へしょーもない方向へと流 ...
【落語】『鮑のし』
『鮑のし』 腹ペコの男がいろんな人に授けられた知恵で飯にありつこうとするんだが、どうにもうまくいかない。 男のとぼけた感じが好き。 『志ん生滑稽ばなし 志ん生の噺1』/著 古今亭志ん生/2005年 筑摩書房(ちくま文庫) ...
【落語】『泣き塩』
『泣き塩』 まぎらわしい武士が出てきたり、まぎらわしい爺さんが出てきたり、 勘違いする人たちが出てきたり。 平和な話。 『志ん生滑稽ばなし 志ん生の噺1』著:古今亭志ん生2005年 筑摩書房(ちくま文庫) ...
『勘定板』
『勘定板』 とんでもない下ネタ(うんこ方面)で、読んでいてニヤニヤしてしまった。 人物がお馬鹿で生き生きしていて、下ネタだけどあったかい面白さ。 オチが躍動感があってなんとも笑えてしまう。 昔、便所の無い国があって、そこでは川に紐で繋いだ板の上に用を足 ...
『牛ほめ』
『牛ほめ』 親戚から馬鹿扱いされている与太郎。 そんな与太郎の父が彼に知恵をさずけ、新築したばかりの叔父の家を誉めに行かせる。 見事、授けられた台詞を言いきった与太郎に叔父は感心し、褒美を持たせる。 それに気をよくした与太郎は次は近所の牛を誉めに行くが ...
『うどんや』
『うどんや』 時そばと似たような始まりだが、こちらはなんだかいい話。 他愛のない話だけど、冬の夜の感じが素敵。 夜に鍋焼きうどんを売り歩く屋台の商人。 酔っ払いに何度も同じ話を聞かされたり、子供が寝た所だからうるさくしないでくれと言われたり、散々な夜 ...
『強情灸』
『強情灸』 世の中にはどうしようもなく負けず嫌いな人がいる。 そんな負けず嫌いが変な意地と見栄をはって、無理難題に挑戦しながら我慢する姿が面白い。 「いやぁ、俺、噂のお灸をすえてきちゃったよ」 「なんだよ、そんなに熱いのか」 「熱いなんてもんじゃな ...
『水屋の富』
『水屋の富』 宝くじが当たった途端、なんだか周りが違って見えちゃって、とんだ心労を抱える羽目になる男の話。 毎日あくせく働いて、なんとか生きている水屋。 あぁ、金があったらこんな辛い仕事はとっとと辞めるのに… そんなわけで水屋が富くじを買った、当 ...
『宿屋の富』
『宿屋の富』 貧乏なクセに金持ちのフリをして宿屋に泊まる男。 金持ちのフリを続けるうちに、宿屋が生活の足しにと扱ってる富くじを買わされちゃった。 あーぁ、自分の懐が寂しいのにこんなん買っちゃったよ。でも俺は金持ちって事になってるからね。 一等が千両?は ...
『安兵衛狐』
『安兵衛狐』 長屋に住むへんくつの源兵衛とグズの安兵衛。 長屋の皆が萩を観に行くというから、へんくつ源兵衛は 「俺は墓を見にいく」 と言って墓地に出かける。 風雨で荒れてしまい、埋葬された骨が飛び出している墓を見つけた源兵衛は、持参した酒をかけ供養する ...