びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

カテゴリ:【一人芝居】

『ロッカバイ』原題:ROCKABY作:サミュエル・ベケット訳:高橋康也初演:1981年4月8日ロッキングチェア的な物にくくりつけられた女性が一人、という意味わからんシチュエーションの短編劇。女性は、流れてくる声と時折声を重ねて喋るのみ。時折揺れや照明に微妙な変化がある ...

『海の上のピアニスト』原題:NOVECENT Un monologo1994年訳:草皆伸子「人の目の中を覗けば、その人が見たものでなく、これから見るものが見えるんだ」「何かいい話を心の片隅にもっているかぎり、そして、それを語る相手がいるかぎり、人生まだまだ捨てたもんじゃない」映 ...

『ゆで卵の作り方』原題:POUR PREPARER UN Œuf DUR作:ウージューヌ・イヨネスコ1966年お出入りの乾物屋で、お卵をお求めくださいませ。この調子で、卵を買うところから始まって、茹でる際の器具の選択、茹でる時間、茹で上がった後のお召し上がり方までが丁寧にガイドさ ...

『棺桶が入らない!』 作:郭宝崑(クオ・パオ・クン) 1984年 シンガポール現代演劇の巨匠だという、郭さんの戯曲。 語りで進められる一人芝居。 最近、こんな夢をよく見る、という語り出しで、 じいさんの葬式の事が語られる。 じいさんの棺桶が巨大で、 しかも墓穴が小 ...

『ナイロンの折鶴』 作:堂本正樹 初演:1970年7月 アンダーグラウンド蝎座 東京夜光で、ブルーシートで鶴折ってた時に読んだ戯曲。↑私、蝋人形みたいな顔で写ってますが…撮影:月館森@forest_drama と、こんなことを稽古場でやってたので、ナイロンの折鶴!?と思って読 ...

『資本家』 作:シャルル・クロ 訳:川口顕弘 「金利がどんどん、どんどん逃げていく。」 先見の明が全く無さそうな資本家が、 ベラベラと喋り続ける一人芝居。 「いるいるこういう人…」 となるのが面白いのかな。 【収録】 『室内 =世紀末劇集=』作:モーリス・メー ...

『女中』 作:シャルル・クロ ある屋敷に勤めている女中が、 旦那様がこわい、とか、 誰と誰がよく喧嘩をする、とか、 そういうことをつらつら喋る一人芝居。 色事が絡んでいるのかどうか、 微妙なライン。 ちょっと緩慢な印象。 『室内 =世紀末劇集=』 作:モーリス・メー ...

『ボーブール街事件』 作:シャルル・クロ 「奴はとうとう拘禁された!あなたは救われたんですぞ!」 弁護士が「裁判の模様を再現する」 という体で、 弁護士と被害者の二役を演じる、 再現型多役一人芝居。 楽しそう。 【ネタバレあらすじメモ】 ボーブール街で起こっ ...

『あべこべの足を持つ男』 作:シャルル・クロ 自分の思うのと逆方向に歩いてしまう男が、 英雄として勲章を貰うまでの冒険の話。 靴の爪先とかかとを逆に履いてしまったために、 前進が後退に、 退却が進軍になる。 臆病なほど、英雄になる。 くだらない(笑) 昔絵本で ...

『発見した男』作:シャルル・クロ速い物を見ているうちに、「速いものはみな縞模様が入っている」という法則を見いだした男の研究発表。シマウマ、大砲の玉、電気、雨、などなどなど。縞模様の物はなんでも速い。つまり、縞模様を入れれば色んなものが速くなる。遅い郵便配 ...

『清潔好きな男』 作:シャルル・クロ一人芝居。私はこんな事を経験したよ、という語り型。卵は殻付きの物しか食べない、パンは中身のみくりぬいて食べる、など、「清潔」に徹底的に拘る男が起こす失敗。男が、今日ここに来るまでに経験した経緯を、朝から順に話していく。 ...

『剣玉』 作:シャルル・クロ 2007年に読んだのを再読。 その際の感想↓ なんか、おかしいんだけど寂しくなる話。 剣玉を諸芸術や自分が力を注いでいるものに置き換えてみると実に哀しい。 哀愁漂う独白劇。 今読むと、なんか、 「あー、こういう人いる…」 という感 ...

『憑きもの―くっついて離れぬ歌』 作:シャルル・クロ(1842-1888) 一人芝居。独白劇、と表記してある。 芝居を観に行ったら、 そこで歌われていた歌に魅了され、 生活のリズム全てがその歌のリズムに支配されるようになってしまった男の話。 独白劇。 なにかの拍子に ...

『朝食前』 原題:Before Breakfast 作:ユージン・オニール 1916 売れない芸術家(小説家か?)アルフレッドと、 その妻ミセス・ローランド。 アルフレッドは手しか出てこないので、 事実上一人芝居みたいなもの。 寝室の夫と台所の妻、という距離感、 また寝室の出来事は ...

『タバコの害について』松下裕訳 『煙草の害について』米川正夫訳 原題:O vrede tabaka 作:アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ 1886,1902年 一人芝居。 ニューヒンさんというおじさんが、 奥さんの言いつけで「タバコの害について」 講演をするために人前に立つ。 彼 ...

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