びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

カテゴリ:【シェイクスピア戯曲】

『トロイラスとクレシダ』原題:Troilus and Cressida作:ウィリアム・シェイクスピア執筆時期:1602年【この本をAmazonで探す】「あれはクレシダであってクレシダではない」トロイ戦争を舞台にした、トロイラスとクレシダの恋模様が描かれる。『ロミオとジュリエット』ばり ...

『お気に召すまま』作:ウィリアム・シェイクスピア執筆:1599年訳:松岡和子「私はこの世界で一人分の場所をふさいでいるだけの男です。そこが空になれば、もっとましな人間が埋めてくれるでしょう。」「この世界すべてが一つの舞台、人はみな男も女も役者にすぎない」兄の ...

『恋の骨折り損』原題:Love's Labor's Lost作:ウィリアム・シェイクスピア執筆:1595〜1596年頃「冗談がのさばるのは聞く人の耳のせい、言う人の舌のせいではありません」ナヴァールの王様が、自分の配下の貴族三人と共に、三年間女性との関わりを断ち勉学に励む誓いを立て ...

『シンベリン』原題:Cymbeline作:ウィリアム・シェイクスピア執筆:1609年訳:松岡和子(ちくま文庫)【Amazon商品ページはこちら】「君に対して揮える力があるなら、その力で君を救う、君に対して恨みがあるなら、その恨みを赦しに変える。生きて、人々にもっといい付き合 ...

『尺には尺を』原題:Measure for Measure作:ウィリアム・シェイクスピア執筆年:1603年か1604年「ああ、ひとたび正道を踏み外すと何一つうまくゆかない。こうしたいと思いながら、そうしたくないとも思うのだ。」ウィーンの公爵が一人の男に全権を任せ旅に出る。公爵代理と ...

『ヴェローナの二紳士』作:ウィリアム・シェイクスピア訳:松岡和子(ちくま文庫)執筆年:1594年「誓いを立てさせたのは恋、誓いを破らせるのも恋。」二人の紳士・ヴァレンタインとプローティアスの恋物語を軸に展開していく、シェイクスピア初期のドタバタ劇。結婚という ...

『アテネのタイモン』原題:The life of Tymon of Athens作:ウィリアム・シェイクスピア執筆:1607年頃訳:松岡和子(ちくま文庫)「ああ、人間の耳ってやつは、忠告は聞こえないのに、おべんちゃらは聞き取れるんだな」「そういう褒め言葉を買う金がなくなれば、褒め言葉を ...

『夏の夜の夢』原題:A Midsummer Night's Dream作:ウィリアム・シェイクスピア執筆年代:1595〜96年訳:松岡和子(ちくま文庫)「芝居というものは最高の出来でも所詮は影、そのかわり最低のものでも影以下ということはない。想像力で補えばいいのだ。」シェイクスピア作品 ...

『コリオレイナス』原題:The Tragedy of Coriolanus作:ウィリアム・シェイクスピア「何でも仕来たりどおりにしなくてはならないなら、昔からの塵あくたが溜まりたいだけ溜まり、間違いが山のようにうずたかく積もって真実を覆い隠してしまう。」シェイクスピア後期のローマ ...

『じゃじゃ馬馴らし』原題:The Taming of the Shrew作:ウィリアム・シェイクスピア1594年「いい子だ、いい子だ!さあ、キスしてくれケイト。」ミュージカルや映画『キス・ミー・ケイト』の原作であるというこの、『じゃじゃ馬馴らし』すごい話だった。雑に言うと、「生意気 ...

『タイタス・アンドロニカス』原題:Titus Andronicus作:ウィリアム・シェイクスピア1590年前後シェイクスピア初期の悲劇。圧倒的に残酷で激烈な復讐連鎖劇にびっくりする。ローマの将軍タイタスが征服して連れ帰ったゴート族の女王タモーラ。タモーラはローマ皇帝に取り入 ...

『ジュリアス・シーザー』原題:Julius Caesar作:ウィリアム・シェイクスピア1599年「だがおれは北極星のように不動だ、天空にあって唯一動かざるあの星のようにな。」「おまえもか、ブルータス!死ぬほかないぞ、シーザー!」アントニーの名演説が有名なシェイクスピア作品 ...

『ロミオとジュリエット』原題:Romeo and Juliet作:ウィリアム・シェイクスピア1595年前後「数ある悲恋の中でもロミオとジュリエットの物語ほど痛ましいものはない。」有名なやつです。対立する家柄の一人息子と一人娘が恋に落ち…という、分かりやすくワクワクするストー ...

『冬物語』"The Winter's Tale"作:ウィリアム・シェイクスピア1611年【一度は言いたい名台詞】「りっぱな行為を一つほめないまま死なせることは、あとに続くりっぱな行為を何千も殺すこと。」(一幕二場 ハーマイオニ)「おお、あたたかい!これが魔法なら、魔法も食事同様正 ...

『ヴェニスの商人』 原題:The Merchant of Venice 作:ウィリアム・シェイクスピア 1594〜1597年頃 先日、明治大学シェイクスピアプロジェクトでワークショップをする度に 久々に読み返しました。 10年ぶりくらいに読んで、 「あれ?こんなに面白かったっけ?」 となりま ...

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