芥川龍之介をもっと読んでいこう!と思い立ち、全集の作品リストを参照。私はちくま文庫で集めてたんですが、ちくま文庫版全8冊は、主な作品のみ収録なんですねー。 ということで、もっといかつい全集に当たってみました。岩波書店の全12巻の全集。わぉ、知らない作品が沢山 ...
カテゴリ::読書録:
【戯曲】谷崎潤一郎『既婚者と離婚者』あらすじと感想
『既婚者と離婚者』作:谷崎潤一郎発表:1917年1月6日タイトル通り、既婚者と離婚者が対話する短い劇。離婚者は「離婚は良いことだ」という論を巧みに展開し、既婚者はそれを羨ましがる。離婚者の言の通りなら、彼は巧みな手腕で自ら切り出すことなく離婚を成功させた成功者 ...
【漫画】児島青『本なら売るほど』
『本なら売るほど』著:児島青2025年/KADOKAWAハルタコミックスこの漫画、とても良い。古本屋の青年店主が主人公。毎話ごとにちょっとクローズアップされる本があって、そこに絡めた物語が展開していく構成。おしゃれ。へぇ、こんな本があるんだ、と幅広く色んな本の存在を ...
【戯曲】谷崎潤一郎『種 A Dialogue』
『種 A Dialogue』作:谷崎潤一郎発表:1917年1月3日谷崎潤一郎の小戯曲。谷崎は結構戯曲も数を書いているが、こんな感じのちょっとお遊び戯曲的なものもある。朗読しました↓この『種』は、タイトルの通り小説の「種」を沢山持っているという男が友人の作家の元を訪ね、「こ ...
【全集リスト】中央公論新社『谷崎潤一郎全集』全26巻
中央公論新社から出版されている、絢爛豪華な谷崎潤一郎全集。さすが、美しい。図書館で借りてちまちまと読んでいる。リンクは朗読動画か読書感想へ飛びます。【目次】第一巻●刺青「刺青」「麒麟」「少年」「幇間」「秘密」「象」「信西」●羹「羹」●悪魔「悪魔」「続悪魔 ...
【リスト】改造社の『世界文学全集』
『世界大衆文学全集』改造社改造社から出ている世界大衆文学全集。安価で色々な文学に触れられると話題だったそう。目にしたもののリスト。見た目はこんな感じ。黒岩涙香訳の『巌窟王』がレアそうで図書館で借りる。翻訳著作権が失効している作品も多そうなので、とりあえず ...
【読書】ハードボイルドでハートフル。王谷晶『ババヤガの夜』
『ババヤガの夜』著:王谷晶2020年/河出書房新社 暴力が趣味、という主人公・新道依子。ある日暴力団の構成員相手に暴力沙汰を起こし拉致される。と、そこの組長に一人娘の護衛を任される、というお話。バイオレンスな表現がもりもりなのだけれど、一人娘の護衛に入ってから ...
【戯曲】オスカー・ワイルド『何んでもない女』あらすじと感想
『何んでもない女』原題:A Woman of No Importance作:オスカー・ワイルド初演:1893年「一つのキスも人の生涯を破壊しますよ」イギリスの上流階級の人々のパーティーっぽい所で繰り広げられるお芝居。人々はわりとどうしょうもない話題で盛り上がる。その中に交じるアメリ ...
【全集リスト】『ワイルド全集』天佑社
天佑社から大正時代に出版されたオスカー・ワイルド全集。翻訳はかなり古いが、その分翻訳著作権が切れている作品も多い。第一巻 小説『オスカア・ワイルドの生涯』訳:本間久雄『ドーリアン・グレイの画像』解説付き訳:★矢口達短篇小説五篇・解説付き『アーサア・サヴィル ...
【全集リスト】アーノルド・ウェスカー『ウェスカー全作品』全3巻
晶文社から刊行されているアーノルド・ウェスカーの全集。アーノルド・ウェスカー(1932〜2016)イギリスの劇作家『ウェスカー全作品1』「大麦入りのチキンスープ」「根っこ」「僕はエルサレムのことを話しているのだ」解説:木村光一・津野海太郎『ウェスカー全作品2』1967 ...
【戯曲】アーノルド・ウェスカー『調理場』あらすじと感想
『調理場』原題:kitchen作:アーノルド・ウェスカー初演:1959年9月アーノルド・ウェスカーといえば『調理場』というイメージが強いこの戯曲。初めて読んでみたけれど、これは!これは!上演で観るのが絶対いいやつ!第一部→インターリュード→第二部という構成で、第一部 ...
【漫画】志波由紀『人魚のムニエル』感想
『人魚のムニエル』著:志波由紀2025 年/KADOKAWAホラーテイストの物語が集まった短篇集。 ・人魚のムニエル・ロボットのいる家・花子ちゃん・困ったなおじさん・うしろ姿・宇宙漫画サークル・ウワサ鳥・デリバリー地獄を収録。ホラーテイスト、とは言っても、SFや少し怖い ...
【読書】村山由佳『PRIZE -プライズ-』あらすじと感想
『PRIZE -プライズ-』著:村山由佳2025年/文藝春秋読後に本屋さんに行ったら、見える景色がガラッと変わりそうな作品でした。 主人公の天羽カインは大ベストセラー作家で映像化作品も多数と、不動の位置を築いている小説家。だがそんな彼女が望んでも手に入れられない物があ ...
【読書】小林泰三『肉食屋敷』あらすじと感想
『肉食屋敷』著:小林泰三平成12年/角川ホラー文庫『肉食屋敷』『ジャンク』『妻への三通の告白』『獣の記憶』の4作を収録した文庫。どの作品も独特のホラー感覚が漂っていて読み応えがある。ストーリーの中に「え!?」と驚く仕掛けが隠されているものが多く、もう一度読み ...
【戯曲】オールビー『アメリカの夢』あらすじと感想
『アメリカの夢』原題:AMERICAN DREAM作:エドワード・オールビー発表:1961年とうさん、かあさん、おばあちゃんという家族を中心に展開される劇。とうさん、かあさんはおばあちゃんを施設に送りたい感じの言動が漂っていて、もうすぐ来る何者かを待っている。やがて家を訪 ...











