『決定』作:ワルテル・ハアゼンクレエフエル(1890〜1940)ヴァルター・ハーゼンクレーバーの表記が一般的?訳:秦豊吉これは、どう読んだらいいのやらちょっと分からん系のあれでした。なにやら革命っぽい事が起きている国のホテルの広間で起こる闘争なんですが、色んな事 ...
カテゴリ::読書録:
【読みかけ】第一書房『近代劇全集』
『近代劇全集』イプセン誕生百年祭記念出版第一書房図書館で見つけた近代劇の全集。時代的に掘り出し物が多そう。とりあえず、青空文庫にもあるイェイツが収録されている25巻を借りる。何巻あるんだ…。★は著作権が失効している作家・翻訳家。リンクはそれぞれの収録作の感 ...
【読書】原浩『火喰鳥を、喰う』あらすじと感想
『火喰鳥を、喰う』著:原浩2022年・角川ホラー文庫Audible版:2024年3月/9時間28分ナレーター:土池悠介 2025年10月に映画公開予定の話題作。信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。もうひとつは、死者の ...
【リスト】改造社の『世界文学全集』
『世界大衆文学全集』改造社改造社から出ている世界大衆文学全集。安価で色々な文学に触れられると話題だったそう。目にしたもののリスト。見た目はこんな感じ。黒岩涙香訳の『巌窟王』がレアそうで図書館で借りる。翻訳著作権が失効している作品も多そうなので、とりあえず ...
【読書】原田ひ香『喫茶おじさん』あらすじと感想
『喫茶おじさん』著:原田ひ香2023年/小学館Audible版2025年4月4日配信開始8時間37分/ナレーター:中川慶一 松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在 ...
【全集リスト】『岸田國士全集』全27巻
『岸田國士全集(全27巻)』著:岸田國士岸田國士の全集をちまちま読んでいく為のメモ。とりあえず評論のみのリスト。第19巻・評論随筆1/1989.12/岩波書店 懐かし味気なし 五年振で見る故国の芝居‥‥ 1劇場と作者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6春秋座の「父帰る」‥ ...
【読書】夏目漱石『それから』あらすじと感想
『それから』著:夏目漱石昭和23年/新潮文庫発表:1909年 夏目漱石の前期三部作(三四郎/それから/門)の真ん中の作品。主人公の代助はスーパーニート。実家が豊かで、そこから送られるお金で思索にふける事こそが最上の生き方で、金の為にあくせく働く事は自分を無くす事 ...
【戯曲】ノエル・カワード『私生活』あらすじと感想
『私生活 まことに個人的な喜劇―三幕』原題:PRIVATE LIVES作:ノエル・カワード(1899〜1973)発表:1930年訳:森本薫「二つのうち、どちらかを選択するほかない。一緒に逃げるか……それとも、ここにいて……二度と顔を合さないようにするか……」イギリスの劇作家・ノエ ...
【読みかけリスト】白水社『現代世界戯曲選集』
1巻・フランス篇・11953年『神は知っていた』アルマン・サラクルー訳:鈴木力衛『海抜三千二百メートル』J・リュシェール訳:原千代海『ジャン・ド・ラ・リュンヌ』マルセル・アシャール訳:長岡輝子『二度と燃えぬ火』J・J・ベルナアル訳:梅田晴夫『狐と狸』アンドレ・ルッ ...
【戯曲】ヘルマン・バール『奥底』あらすじと感想
『奥底』原題:Die tiefe Natur作:ヘルマン・バール(1863〜1934)訳:森鷗外発表:1907年オーストリアの劇作家・ヘルマン・バールの作品を森鷗外が翻訳したもの。森鷗外の翻訳、いかつそう…と思ったらそうでもなく読みやすい。森鷗外はかなりの数の戯曲を翻訳しているので ...
【読書】どくさいスイッチ企画『殺す時間を殺すための時間』感想
『殺す時間を殺すための時間』著:どくさいスイッチ企画2024年/KADOKAWAR-1グランプリ2024で大会史上初のアマチュアファイナリストとなった芸人・どくさいスイッチ企画さんの著書。R-1グランプリ2024は私も出場し一回戦だけ突破したのだけど、あの大会でファイナリストって ...
【戯曲】ホーフマンスタール『チチアンの死』あらすじと感想
『チチアンの死』作:フーゴ・フォン・ホーフマンスタール(1874〜1929)訳:木下杢太郎戯曲断片。1892年「ああ、死よ、今静かに身を屈め、この美しき酔のうちに、この沈黙のうちに来れ」タイトルの「チチアン」は画家のティッツィアーノのこと。この画家がもうすぐ亡くなる ...
【読書】辻村深月『傲慢と善良』あらすじと感想
『傲慢と善良』著:辻村深月2019年/朝日新聞出版2022年/朝日文庫 Audibleで聴了。婚活で疲れ切った末にマッチングアプリで出会い、結婚を控えた男女。だが、結婚を前に女性が行方不明になる。姿を消す前にストーカーにつきまとわれていたらしい女を想い、男は必死に捜索を ...
【戯曲】スタンレー・ホートン『自由なファンシィ』
『自由なファンシィ』作:スタンリ・ハウトン(1881〜1913)訳:小山内薫執筆:1911年3月「それは気の毒な。僕は心から君にお悔みを言う。」夫婦間で不倫は自由に、という契約をしている女・ファンシィはアルフレッドという男性と駆落ちでホテルにいる。そこへファンシィの夫 ...