『バレリーナ:The World of John Wick』
監督:レン・ワイズマン
製作:2025年/アメリカ
上映時間:125分

キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズの最新作。
ジョン・ウィックもお世話になった闇の組織「ルスカ・ロマ」で育てられた訳あり殺し屋主人公をアナ・デ・アルマスが演じる。

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時系列は『ジョン・ウィック:パラベラム』と『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の間で、キアヌが演じるジョン・ウィックも結構登場して満足度が高い。


シリーズ通しての本格的アクションは今回も健在。主人公のイヴ・マカロ(=アナ・デ・アルマス)に容赦なく殺し屋たちが襲いかかる。
イヴが小柄な女性という事で、敵の攻撃がめちゃくちゃ重く表現されていて、ドラゴンボール級にイヴがふっ飛ばされる。打撃もボンボコ受けるので心配になる。
ある意味ジョン・ウィックよりも激しいアクションなのではなかろうか。
そんな中、したたかに、勝つための手段を模索していくイヴの姿が泥臭くて良い。

皿ファイト・手榴弾過剰使用・火炎放射器対決など、ジョン・ウィックスタッフが生み出した新たな面白アクションはどれも素晴らしい。考えた人たち楽しかったんだろうなと、えげつないアクションを観ながら思う。

中盤では『ウォーキング・デッド』シリーズのダリル役でお馴染みのノーマン・リーダスが登場。出ると知らなかったのでテンションがぶち上がる。

ノーマン・リーダス!
そして後半、待ってましたのキアヌ・リーブス!1秒もアクションの熱が冷めることがない。

クラブ的な場所での死闘はもはやジョン・ウィックシリーズ名物の、アーティスティック空間での派手アクション&何があっても興味を示さない客が見れるし、
今回の敵がとある村の宗教団体という事もあり、後半はゲームの『バイオハザード4』的な世界観も楽しめる。

とはいえ、あくまでイヴの物語であり、ノーマン・リーダス&キアヌ・リーブスという2大渋オジに囲まれながら、アナ・デ・アルマスは食われることなく見事に主人公していた。アナの制御不能感はジョン・ウィック的だ。

余談だけど、キアヌ・リーブスとアナ・デ・アルマスが一緒に映ってる所を観ると、どうしても『ノック・ノック』を思い出してざわざわする(笑)


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