『喫茶おじさん』
著:原田ひ香
2023年/小学館
Audible版
2025年4月4日配信開始
8時間37分/ナレーター:中川慶一
Audibleにて聴了。
原田ひ香さんの本は『図書館のお夜食』以来二冊目。『図書館のお夜食』も人生と食べ物を絡めた一冊だった。ゆったりとした空気感・のほほん感の中にある苦みが魅力的。
さて、この『喫茶おじさん』は、おじさんが人生に疲れながら、各地の喫茶店を巡って癒され、だんだん前に進んでいく物語。喫茶店の実名が出ていないので、語られる特徴から「新宿で24時間営業…店名に貴族…あ、おそらくあのお店だ…」なんて想像がつく。その点では私も喫茶おじさんなのかもしれない。

主人公のおじさんがかわいい。
人間関係の色々な所で、色んな人に「あなたは何も分かってない」と言われてしまう。それに悩み、戸惑いながら、少しずつ成長していくおじさん。
物語序盤で結構「知ったフリ」をかましてうざがられてしまうおじさん。
そんなおじさんだが、不思議と憎めない。がんばれおじさん!と思いながら、物語を味わう。
キャッチコピーである「人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。」がピタリと来る。
人生の中で今日が一番若い日。いつからでも遅くはないと背中を押してくれる一冊だった。
ナレーターの中川慶一さんの声はおじさんの哀愁がよく乗っていて、聴いていて心地よく、面白い。
著:原田ひ香
2023年/小学館
Audible版
2025年4月4日配信開始
8時間37分/ナレーター:中川慶一
松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。
『三千円の使いかた』で大ブレイクの著者が描く、グルメ✕老後✕働き方!
Audibleにて聴了。
原田ひ香さんの本は『図書館のお夜食』以来二冊目。『図書館のお夜食』も人生と食べ物を絡めた一冊だった。ゆったりとした空気感・のほほん感の中にある苦みが魅力的。
さて、この『喫茶おじさん』は、おじさんが人生に疲れながら、各地の喫茶店を巡って癒され、だんだん前に進んでいく物語。喫茶店の実名が出ていないので、語られる特徴から「新宿で24時間営業…店名に貴族…あ、おそらくあのお店だ…」なんて想像がつく。その点では私も喫茶おじさんなのかもしれない。

主人公のおじさんがかわいい。
人間関係の色々な所で、色んな人に「あなたは何も分かってない」と言われてしまう。それに悩み、戸惑いながら、少しずつ成長していくおじさん。
物語序盤で結構「知ったフリ」をかましてうざがられてしまうおじさん。
そんなおじさんだが、不思議と憎めない。がんばれおじさん!と思いながら、物語を味わう。
キャッチコピーである「人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。」がピタリと来る。
人生の中で今日が一番若い日。いつからでも遅くはないと背中を押してくれる一冊だった。
ナレーターの中川慶一さんの声はおじさんの哀愁がよく乗っていて、聴いていて心地よく、面白い。
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