『谷の影』
原題:In the Shadow of the Glen
作:ジョン・ミリントン・シング
1903年
訳:松村みね子
ある家にやってくる物乞い。
その家では夫の死体を前にした妻がいて…
と、設定だけ聞くとホラー感がすごいのだけど、やりようによってはコントにもなりそうな不思議な戯曲。
作者はどっちで想定してたんだろうか。
作者はアイルランド文学復興運動・アベイ座設立者の一人というジョン・ミリントン・シング。
アイルランドのこの時期は、演劇が盛んな様子。

【収録】
『近代劇全集・第25巻』
昭和2年 第一書房
【ネタバレあらすじメモ】
ノラのいる家に浮浪者が物乞いにやってくる。ノラの夫と覚しき死体がそのままになっていて浮浪者は怯えるが、ノラは「死体をそのままにしておけ、妹の他には誰も触れるな。触れたら呪いがかかる」という遺言を彼に伝え、妹を待っている事を告げる。
浮浪者は怖がりらしく、先日も、霧の奥から死んだ男の最後の声が聞こえたという話をする。ノラは道で男とすれ違わなかったか浮浪者に訪ねると、たしかにすれ違ったらしい。ノラはその男を呼ぶために出ていく。
浮浪者は死体と二人きり。すると死体のダンが白い布をめくって起き上がる。どうやら死んだふりをしていたようだ。妻のノラの事を「悪い妻」と呼ぶダン。ノラが帰ってくるので死体に戻るダン。
ノラがマイケルを連れてやってくる。ノラは身の苦労を語り始め、マイケルは彼女を口説き始める。ダンは起き上がり姿を現す。びっくりするノラとマイケル。ダンはノラを家から追い出す。浮浪者はノラに付きそう。ダンはマイケルを殴ろうと思っていたが、彼が思ったよりいい奴っぽいので、二人で酒を飲む。
幕
原題:In the Shadow of the Glen
作:ジョン・ミリントン・シング
1903年
訳:松村みね子
ある家にやってくる物乞い。
その家では夫の死体を前にした妻がいて…
と、設定だけ聞くとホラー感がすごいのだけど、やりようによってはコントにもなりそうな不思議な戯曲。
作者はどっちで想定してたんだろうか。
作者はアイルランド文学復興運動・アベイ座設立者の一人というジョン・ミリントン・シング。
アイルランドのこの時期は、演劇が盛んな様子。

【収録】
『近代劇全集・第25巻』
昭和2年 第一書房
【ネタバレあらすじメモ】
ノラのいる家に浮浪者が物乞いにやってくる。ノラの夫と覚しき死体がそのままになっていて浮浪者は怯えるが、ノラは「死体をそのままにしておけ、妹の他には誰も触れるな。触れたら呪いがかかる」という遺言を彼に伝え、妹を待っている事を告げる。
浮浪者は怖がりらしく、先日も、霧の奥から死んだ男の最後の声が聞こえたという話をする。ノラは道で男とすれ違わなかったか浮浪者に訪ねると、たしかにすれ違ったらしい。ノラはその男を呼ぶために出ていく。
浮浪者は死体と二人きり。すると死体のダンが白い布をめくって起き上がる。どうやら死んだふりをしていたようだ。妻のノラの事を「悪い妻」と呼ぶダン。ノラが帰ってくるので死体に戻るダン。
ノラがマイケルを連れてやってくる。ノラは身の苦労を語り始め、マイケルは彼女を口説き始める。ダンは起き上がり姿を現す。びっくりするノラとマイケル。ダンはノラを家から追い出す。浮浪者はノラに付きそう。ダンはマイケルを殴ろうと思っていたが、彼が思ったよりいい奴っぽいので、二人で酒を飲む。
幕
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