『カタストロフィ』
原題:CATASTROPHE
作:サミュエル・ベケット
訳:高橋康也
初演:1982年7月21日・芸術家連帯

「すごい、最高だ!やつら、立ち上がって拍手するぞ。」

舞台は演劇の稽古場。
独裁的な演出家、言いなりになる女性演出助手、声のみの照明係、なにひとつ自分の意思で行えない俳優という登場人物。
演出家はまさに独裁者を連想させる衣裳に身を包んでいて、独裁体制への批判的な感じが見て取れる。
俳優は囚人のごとく自由が効かず、演出家の命令は全て演出助手が俳優の体を動かしたりすることで伝達される。
一見滑稽なようにも観えるこの短いお芝居、演出によって、また、観るものが何を受け取るかによって、色んな見え方をする。

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【収録】
ベスト・オブ・ベケット3
『しあわせな日々/芝居』
作:サミュエル・ベケット
訳:安堂信也・高橋康也
1991年 白水社
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