『ノームとアーメッド』
原題:Norm and Ahmed
作:アレクサンダー・ブーゾ
訳:佐和田敬司
初演:1968年4月
オーストラリアの戯曲。
シドノーの深夜の路上、移民のアーメッドが地元の逞しい男・ノームに延々話しかけられる物語。
しきりに寂しさを強調するノームの話にあいづちを打つアーメッドだったが…
エドワード・オールビーの『動物園物語』を彷彿とさせる男の二人芝居。
幕切れのFワードが当時物議を醸し、主演俳優が逮捕される事態になったんだとか…
【収録】
オーストラリア演劇叢書2
『ノームとアーメッド』
著:アレクサンダー・ブーゾ他
訳:佐和田敬司
1993年 オセアニア出版
【Amazon商品ページはこちら】

【ネタバレあらすじメモ】
場面
シドニー。建築現場の足場の下の歩道。
イライラしていそうなたくましい男・ノームは通りかかったパキスタン人学生アーメッドにマッチを借りる。
深夜0時。アーメッドは最近暴行事件も多いので、なんとなくノームを警戒していると、ノームはいちゃもんをつけ始める。
誤解も解け、ノームは親しげにアーメッドの素性を探り出す。
ノームはオーストラリアに関するアーメッドの否定的意見を聞き出そうとするが、アーメッドは用心して口を開かない。ノーム、エジプトの悪口を始め、勢いアーメッドに掴みかかる。ノームは謝罪し、再び友好について話をする。プライベートを聞き出そうとする。
アーメッドは必死に勉強して、祖国に帰ったら特権階級を脅かすような働きをするつもりだ、と告白。
体制批判をするアーメッドに異を唱えるノーム。続いて彼は息子の話、自分の話、亡くなった妻の話をする。彼は誰かと話をしたいのだ。
ノームは突如、アーメッドの肌が「黒くない」ことにこだわりだす。父が逮捕された話を始め、激してゴミ箱を蹴る。
ノームとアーメッドで、警察に対する意見がやや対立。変態をやっつけてくれてる、とノームは変態に関する話を始める。
その後ノームは、やたらにアーメッドがこの国で幸せに暮らすことを願う。
別れ際、ノームは握手を求め、手を差し出したアーメッドをぼこぼこにし、吐き捨てる。
「ふざけんな、このクロンボ野郎」
原題:Norm and Ahmed
作:アレクサンダー・ブーゾ
訳:佐和田敬司
初演:1968年4月
「俺たちは、ホントに心から、あんたを歓迎する」
「俺は、ちょっと寂しい。だって、ひとりぼっちだから。外に出て、何かしたい、人と会いたいんだ。」
オーストラリアの戯曲。
シドノーの深夜の路上、移民のアーメッドが地元の逞しい男・ノームに延々話しかけられる物語。
しきりに寂しさを強調するノームの話にあいづちを打つアーメッドだったが…
エドワード・オールビーの『動物園物語』を彷彿とさせる男の二人芝居。
幕切れのFワードが当時物議を醸し、主演俳優が逮捕される事態になったんだとか…
【収録】
オーストラリア演劇叢書2
『ノームとアーメッド』
著:アレクサンダー・ブーゾ他
訳:佐和田敬司
1993年 オセアニア出版
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【ネタバレあらすじメモ】
場面
シドニー。建築現場の足場の下の歩道。
イライラしていそうなたくましい男・ノームは通りかかったパキスタン人学生アーメッドにマッチを借りる。
深夜0時。アーメッドは最近暴行事件も多いので、なんとなくノームを警戒していると、ノームはいちゃもんをつけ始める。
誤解も解け、ノームは親しげにアーメッドの素性を探り出す。
ノームはオーストラリアに関するアーメッドの否定的意見を聞き出そうとするが、アーメッドは用心して口を開かない。ノーム、エジプトの悪口を始め、勢いアーメッドに掴みかかる。ノームは謝罪し、再び友好について話をする。プライベートを聞き出そうとする。
アーメッドは必死に勉強して、祖国に帰ったら特権階級を脅かすような働きをするつもりだ、と告白。
体制批判をするアーメッドに異を唱えるノーム。続いて彼は息子の話、自分の話、亡くなった妻の話をする。彼は誰かと話をしたいのだ。
ノームは突如、アーメッドの肌が「黒くない」ことにこだわりだす。父が逮捕された話を始め、激してゴミ箱を蹴る。
ノームとアーメッドで、警察に対する意見がやや対立。変態をやっつけてくれてる、とノームは変態に関する話を始める。
その後ノームは、やたらにアーメッドがこの国で幸せに暮らすことを願う。
別れ際、ノームは握手を求め、手を差し出したアーメッドをぼこぼこにし、吐き捨てる。
「ふざけんな、このクロンボ野郎」
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