『汝、星のごとく』
著:凪良ゆう
2022年 講談社
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Audibleにて。
切ない、あまりにもあまりにも。

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一組の男女の17歳から32歳までの切ない愛を中心に
ヤングケアラー、炎上問題、格差、多様性など、現代の問題に鋭く切り込む物語。

惹かれ合う男女にどうか幸せになってほしいと願いながら読み進める。

自分のやりたいことをやって生きる
というシンプルな答えに辿り着くまでの紆余曲折に心をかき乱されます。
心の底の汚い所まで丁寧に言語化されていてグッとくる。

2023年本屋大賞受賞作
「愛と呪いと祈りは似ている」

切なすぎて「どうか幸せになってくれ!」とずっと願いながら物語を追いました。人物の周りの環境の変化、心の変化、それでも変わらないものが痛いほど押し寄せてくる一作。現代の諸問題がてんこ盛りで、痛烈。

特に物語中盤以降がヘビーな展開すぎて、なんなん現代!やめて!と叫びたくなる。
辛くて辛くて、それでも星のように輝く存在がそこにあって…涙。

Audible版は男女のナレーター起用で物語がより親しみやすく、切なさも倍増。

続編の『星を編む』も即購入してしまいました。