『玄宗の心持』
作:菊池寛
初出:1922.9
初演:1922.11 有楽座
「少しでも、妾が美しい裡に、死なせて下さい」
玄宗皇帝が楊貴妃を連れて逃亡中に兵士の反乱に合い、やむなく楊貴妃を殺させる情景が描かれる戯曲、
結構な人数が出てくるけれど、メインは玄宗と楊貴妃。
楊貴妃の近親の物から生贄に求める兵士たちの行動がどんどんエスカレートしていくのが恐い。
絶対そこで収まらないよね、君たち。
という感がすごい。
楊貴妃を寵愛する玄宗が彼女を差し出すまでの微妙な心の変動が見どころな短篇戯曲。

【収録】
『父帰る・藤十郎の恋―菊池寛戯曲集』
作:菊池寛
岩波文庫
書籍情報はこちら
【ネタバレあらすじメモ】
時 天宝十五年六月
所 長安を去る百余里、馬嵬と云える寒駅
車に乗った玄宗と楊貴妃、ほか使いのものたち。逃げ延びる最中。殿の李孫勇から知らせが入るが、玄宗は「歯が痛い」という楊貴妃にかかりきり。
玄宗は楊貴妃の歯を抜いてあげる。
歯が抜けた、という事から楊貴妃は老いを感じ、鏡を見て自分の美が衰えたと嘆く。
再び李孫勇から使者。
安禄山の兵が追ってきているからただちに退去を、と。
玄宗は命令を出すが兵の中で揉め事が起きる。この乱の原因を罰するべきだ、と。
そして楊国忠が名を挙げられる。玄宗は楊貴妃の兄を罰することは出来ないと拒むが、将軍の陳玄齢は、軍隊か楊国忠かと天秤にかけさせる。
楊国忠は自ら名乗り出、陳玄齢に連れて行かれる。
楊国忠は兵らに殺されたが、兵士たちはまだ満足せず、次には楊貴妃の姉妹三人を求め、殺す。
李からは時間の猶予がないとの知らせだが兵はまだ動かず、ついには楊貴妃の命を求める。
楊貴妃は、自分の美が滅びようとしている今、命は惜しくないとて、進んで殺されにいく。兵乱治まる。
玄宗は楊貴妃の死を知り、生きていけぬと思っていたが、重りが取れたような心持もする、と、移動を開始する。
作:菊池寛
初出:1922.9
初演:1922.11 有楽座
「少しでも、妾が美しい裡に、死なせて下さい」
玄宗皇帝が楊貴妃を連れて逃亡中に兵士の反乱に合い、やむなく楊貴妃を殺させる情景が描かれる戯曲、
結構な人数が出てくるけれど、メインは玄宗と楊貴妃。
楊貴妃の近親の物から生贄に求める兵士たちの行動がどんどんエスカレートしていくのが恐い。
絶対そこで収まらないよね、君たち。
という感がすごい。
楊貴妃を寵愛する玄宗が彼女を差し出すまでの微妙な心の変動が見どころな短篇戯曲。

【収録】
『父帰る・藤十郎の恋―菊池寛戯曲集』
作:菊池寛
岩波文庫
書籍情報はこちら
【ネタバレあらすじメモ】
時 天宝十五年六月
所 長安を去る百余里、馬嵬と云える寒駅
車に乗った玄宗と楊貴妃、ほか使いのものたち。逃げ延びる最中。殿の李孫勇から知らせが入るが、玄宗は「歯が痛い」という楊貴妃にかかりきり。
玄宗は楊貴妃の歯を抜いてあげる。
歯が抜けた、という事から楊貴妃は老いを感じ、鏡を見て自分の美が衰えたと嘆く。
再び李孫勇から使者。
安禄山の兵が追ってきているからただちに退去を、と。
玄宗は命令を出すが兵の中で揉め事が起きる。この乱の原因を罰するべきだ、と。
そして楊国忠が名を挙げられる。玄宗は楊貴妃の兄を罰することは出来ないと拒むが、将軍の陳玄齢は、軍隊か楊国忠かと天秤にかけさせる。
楊国忠は自ら名乗り出、陳玄齢に連れて行かれる。
楊国忠は兵らに殺されたが、兵士たちはまだ満足せず、次には楊貴妃の姉妹三人を求め、殺す。
李からは時間の猶予がないとの知らせだが兵はまだ動かず、ついには楊貴妃の命を求める。
楊貴妃は、自分の美が滅びようとしている今、命は惜しくないとて、進んで殺されにいく。兵乱治まる。
玄宗は楊貴妃の死を知り、生きていけぬと思っていたが、重りが取れたような心持もする、と、移動を開始する。
コメント