スカレッティーナ演劇研究所・企画公演
『白鳥の歌』
作:A.P.チェーホフ
演出:小西優司
日程:2020年6月19〜21日
料金:3000円(うち500円は会場へ寄付)
会場:東中野RAFT
【コロナ対策とチケット料金を考える】
小西優司&橋本光輝の回を観劇。
検温・消毒・客席減らしというコロナ対策。
会場には12席。
50人とか入ることもある会場で、この席数。
これからこういう状況が増えていくんだろうと思う。
興行的にチケット代は上げざるを得ないだろうけれど、
ぎゅうぎゅう詰めの会場に比べると快適ではあったので、
快適な客席の為にチケット代が上がっている、
という思考にすれば、
わりと値上がってもしょうがないと思えるかもしれない。
客席の熱気、という意味では大きく効果が減少してるのだろうけど。
観劇は、映画に比べて高い、みたいに前から言われていたけれど、
これからますます「贅沢品」になっていくのだろうか…どうなのだろうか。
贅沢品方向に振り切って、滅茶滅茶接客がよくて席も快適、みたいな公演があっても面白い、とは思う。

【久しぶりの観劇という体験】
劇場に足を運ぶ、お金を払う、暗くなる、芝居を観る、拍手、劇場を出る。
約4ヶ月ぶりくらいの、観客という行為。
改めて、観劇は、何かの儀式に参加する行動なんだなとしみじみ。
その場に居合わせるという、経験。
プライスレス。
【内容】
おじいちゃん俳優とおじいちゃんプロンプターが夜、人気のない劇場で栄光に浸りぶつくさいう話。
こういう二人にスポット当てるチェーホフは意地悪で優しい。
過ぎてしまった栄光の日々、とりこぼした過去。
【演技の型・会場の規模・老人を演ずること】
演技のサイズ感は、もちっと大きい劇場で観たいサイズだなと思った。
しっかり作り込んでる演技。
おじいちゃんではない俳優が、おじいちゃんを演じる時点である程度型的になるのはやむなし、
と思いつつも、あの会場の大きさ(小ささか)での生っぽいやり取りをもう少し見たかったなと思ったりする。
劇中劇で急に俳優が若返る様は割と面白かったので、
「老人」という約束が観客との間に確立されてからは、
ある程度「年を取った演技」という所から解放されても面白いのかもしれない。
自分の年と離れた役とどう付き合うか、というような事を考える。
カリカチュアするのか、自然体でいるのか、型を使うか、色んな所を行き来するか、などなど。

会場のRAFTには、現在、ホームページから募金が出来る。
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