『縛られた夫』
作:渡辺温(1902-1930)
1928年10月

上演したら15分くらいの短篇だろうか。
あるアパートに侵入したピストル強盗と、
その家の主の女(女優か何か)との駆け引きがスリリング。

どこまでが真実か、みたいな所を曖昧にぼかしていく感じが面白い。

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【収録】
『アンドロギュノスの裔 渡辺温全集』
2011年 創元推理文庫




【ネタバレあらすじメモ】
郊外のアパート。
なにやら部屋の中を物色している男、
部屋の主の女性が帰って来て隠れる。
女性は直前まで友達と、
ピストル強盗について話していた。
この辺りを逃走中らしい。
女の職業は女優か何か。

男の存在に気付くも、機転を効かせて
「今日訪問の予定だった見知らぬ客」
として扱い、男もその芝居にのる。

ベランダから帰って来た、夜遊び好きの夫をピストル強盗にしたてあげ、
男に捕らえさせ、警察を呼ばせる。
いざ警察が到着した時に、
本物のピストル強盗はこっち、と告げ、
男を捕らえさせる。