『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』
著:パトリック・マキューン
訳:桜田直美
2017年 かんき出版

人間は普段、呼吸をし過ぎている、という観点から、
呼吸量を減らして、酸素を効率的に身体に取り込む能力を取り戻す、
という本。

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息を止めるトレーニングを重ねることで、
平地でも、
スポーツ選手がやる高地トレーニングの効果が得られるという。
息を止める、と聞くと「えっ?ほんとに?」
って思ってしまうけど、
科学的データで裏付けされてるので本当のよう。
喘息とかにも効果があるとか。

鼻をつまみながら息を止めて歩くと鼻づまり解消、
というのは実際やってみて、
効果があるような気がした。

あと、息を止めながら腹式呼吸の動きをすることで、
固まった横隔膜をほぐす、というのも面白かった。
ちょっとゲロ出そうになるけど。

「やったー!呼吸の本だ!」
と飛び付いてみたけど、
エクササイズのほとんどは「息を止める」系のものだったので、
何か予想の斜め上をいかれた感があるけれど、
面白い本でした。

いかに肉体を酸化させないか、みたいな?
呼吸量を減らす=呼吸が深くなる、
みたいな関連があるのでしょうきっと。
あととにかく、鼻で呼吸せよ!




【読書メモ】
16空気の適正量
20呼吸過多はパフォーマンスを下げる
66BOLTスコアとは
87口呼吸だと胸式に、鼻呼吸だと腹式になる
96ハミングで鼻腔の一酸化窒素(健康に良い)が増える
98息を止め、鼻をつまんで80歩歩くと鼻づまりが治る
100口にテープ貼って寝ろ
112ストレス、戦う呼吸が胸式
115軽い呼吸エクササイズ(押し返す呼吸)
120通常時の呼吸が運動時の呼吸の基盤
141集中力が増す呼吸回復エクササイズ
148ツール・ド・フランスドーピング問題
161息を吐いてから止める
167重曹は息止めタイムを伸ばす
179息を止めて歩くトレーニング
201瞑想で、今に集中
206呼吸を軽くする
209体の内側から体を感じる
262早い口呼吸は脈を早める。落ち着きは逆。
     実験が面白い。
298横隔膜が固まってるのをほぐす。
     息止めてお腹動かす。