皆様の朗読への疑問・質問にお答えする
Q&Aです。

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Q.

朗読で、雰囲気を出すのが苦手です。
何かアドバイスがあれば…


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A.

雰囲気、なかなか難しいですね。
出そう!と思ってぱっと出てくるものでもないと思うので、
「これをやれば雰囲気が出る!」
という即解決策はあまりないようにも思います。
なので、雰囲気を作る助けになりそうな事をいくつか。

雰囲気として、一番分かりやすい物は、
僕は「怪談」ではないかと思います。

誰かが怖い話をし始めると、
辺りが独特の空気感に包まれませんか?
「あ、怖い話だ!」
と直感的に分かる語り方、ありますよね。

自分が怖い話をするとき、
どんな風にしているでしょう?
声は小さめ?低めですか?
そうした語り方のモードが、全体の雰囲気を作り上げていきます。
「怖がらせる」
という、単純な目的も、雰囲気作りに役立っているかもしれません。

また、例えば
「暑い」時の話し方、
「寒い」時の話し方にも、
結構な差がありませんか?
この作品の温度は暑いだろうか、寒いだろうか。
快適だろうか不快だろうか。
そんな事をイメージするのも、雰囲気に繋がってくると思います。
南の島で朗読している気持ち、とか、
監獄に閉じ込められて朗読している気持ち、とか、
色々遊び方があると思います。

あとは分かりやすいのは、体勢を変えることです。
例えば両手を大きく開いて読むのと、
両手を胸の前で×印に交差させて、
自分の体を抱き抱えるように読むのとでは、
大分雰囲気が変わってきます。
解放感が欲しいのか、緊迫感が欲しいのかで、
とりあえず体を動かしてみるのも手です。
背筋は伸ばしているのか、
リラックスしているのか、
前のめりなのか後ろに退いているのか、などなど、
体の状態で変化する声は、
そのまま雰囲気に繋がってくると思いますよ。

まとめると
・目的を持つ
・気候のイメージ
・場所のイメージ
・体の状態
から、雰囲気を作っていけると思います。


疑問・質問などありましたら、

イラストのおじさんは
シェイクスピアです。