『竹久夢二詩画集』
編:石川桂子
2016年 岩波文庫(緑208-1)
詩人であり画家、竹久夢二の色んな詩・画を集めた岩波文庫。

私、
詩は小説よりも断然余白が多くて、
読み進めるのに難解さを感じるタイプなんですが、
竹久夢二は、難しいテーマでも極力簡単な言葉にしている感というか、
親しみやすさというか、
そんなものを感じました。
なにやら、スッと入ってきて、
共感を示しやすそうな。
現代でいう名コピーライター、みたいな、
そんな、風情。
【メモ】
18いざよいの晩
22窓
30花
32月のうた
62宵待草
82ためいき
83ゆく水
87越し方
88求願、恋
91駱駝
93雫
94雪
95大きな音
98日暮
107けふ
112若き日
113あなたの心
114断章
126鍵
142古風な恋
145わかれ
162弱気
178手紙
187終
202春がうたふ子守唄【春】
『私の投書家時代』
「永遠に未成品でありたいと思う」
『草画の事』
イラストレーションのあり方について。
『「病みあがり」の後に』
「言わんと欲して言いえない…芸術」
『机辺断章』
成功してない時ほど作品が尖る。
手足が大事。
『荒都記ー赤い地図第二章ー』
震災の時の東京の混乱の様子。
『色彩雑観』
素材の色が良い。
『浴衣は無雑作に着るべきもの』
タイトル通り。
『夏の街をゆく心』
街の名前が沢山出てきて面白い。
『人物画及モデル』
スパイにつけられた思い出など。
『選まれて語る』
二人を結ぼうとする女性の心理について。
『猫のような女』
化けてでるのは日本の女。制服は白。
猫みたいな女、などなど。
『モデルになる娘』
記者と画家の対談。
画家と別れるのが嫌で作品を壊す女。など。
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