『灯ともし頃』
作:岸田國士
1925年4月

親が上手くいってない家庭の子供二人が、
「死んだことにすれば親が悲しんでくれる」
という計画を立てる、
健気でかわいそうな短編。
子供は子供で、精一杯考えてるんだなぁ。
【収録】
『岸田國士全集1』1989年 岩波書店
【ネタバレあらすじメモ】
荒廃した庭園に、子供の一郎が一人。
家からは両親の言い争う声。
やがて、弟の三郎が一郎を迎えにやってくる。
一郎は、このまま二人で行方をくらまそうと提案。
だが、そんなことはしたくない三郎。
「僕らは死んだことにするんだ、そしたら親は悲しむだろう」
「悲しまないと思う」
などなど。
母が迎えにやってくる。二人は隠れるが、
一郎が飛びだし、
三郎は池に落ちて死んだと告げる。
取り乱す母。
三郎はたまらず姿を現す。
一郎は、なら自分が死ぬよと池に身を投げようとする。
それを抱き止め、抱擁する母。
幕。
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