
日程:2018年10月5日(金)〜10月28日(日)
会場:駿河台キャンパス中央図書館ギャラリー
唐十郎さんが、明治大学の学生時代に在籍していた実験劇場。
その実験劇場と唐十郎の資料が色々展示してあります。
これ、とてもいい展示でした。
当時の情熱、空気感が伝わってくる。
明治大学演劇学専攻には、
演劇の座学はあっても実習の授業がない。
実技もやりたいんじゃ!
という学生が、教授陣に働きかけ、
演劇学専攻内の、特別実習組織、として動き始めたのが実験劇場の始まりだとか。
当時のパンフレットなど展示してあったんですが、
盛んに演劇論が飛び交い、
教授陣も劇評などを寄稿し…と、
演劇熱の塊みたいな内容でした。
学生の思い出作り演劇、とは一線を画した、
演劇の向上のための組織。
パンフレットかどこかに書いてありましたが、
演劇の向上のため、そして、人間の向上のため、
みたいな崇高な理念書きがあり、
その姿勢に驚嘆しました。
上演される演目も、日本海外様々な名作戯曲ばかり。
木下順二が教授にいる時に、
『蛙昇天』とかやってるなんて羨ましい限り。
骨太な戯曲に体当たりして、
演劇を、人間を磨いていこうという気概が、
展示物からさえ伝わってきました。
実験劇場は、僕が在学していた当時は、
ぎりぎりサークル化していない状態、
しかし、演劇学専攻の実習団体、という側面もなくなっている、
サークルでないサークル、のような状態でした。
卒業してしばらくして、明治大学のサークル、として再出発したよう。
第一校舎地下の、当時は013教室、
と呼ばれていた実習教室。
そこを巡ってのいざこざ、演劇サークルとの確執、
なんてのも見られたのが、
僕が触れた2003〜2006年の実験劇場だったな、
なんてことを思い返しました。
連綿と繋がれてきた情熱、
みたいなものが、
うまいこと継承されず、失われていく、
形骸化していく、
ようなことも往々にしてあるように思うので、
こういう、過去の展示、
というのは、非常に刺激的でした。
この時代の人に「今の若いもんは…」
とか言われたら、
「面目ない…」
と言わざるを得ない感があります。
楽しそうだなぁ、実験劇場!
明日まで。
在学生必見!
唐十郎が、喧嘩した親友に出したお手紙とか、超かわいかった。
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