『ここに弟あり』
作:岸田國士
1931年

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内緒で同棲中のカップルの元に、
男の兄が訪ねてくる、という出来事を描く。
男のなんとも頼りない感じ、
兄に逆らえないでここまで来たけど、
今日はガツン、と言ってやる→言えない
みたいな人間関係がおもろい。
すごいなんとなくだけれど、菊池寛の『父帰る』を連想する。



【ネタバレあらすじメモ】

兄に頭が上がらない弟は、
女と二人で暮らしている。
そこに兄が訪ねてきて、なぁなぁな生活はやめろ、と詰め寄る。
兄は女と二人で話をし、
こんな形での同棲はやめて、
弟の音楽の目が出るまで勉強させてやってはくれないか、どうにもならなかったら自分が助けるから、と。
女はその真摯さに泣き出す。
弟は兄が女を泣かせた事に怒り、家を追い出すが、
女は「割と話の分かる方なのにかわいそう」
という意見。
「お兄さんかわいそう、これから宿を探すんだわ。追いかけたらまだ間に合うかも」
弟、モヤモヤして終わる。