『四人ばやし』"SCENE A QUATRE"
作:ウジェーヌ・イヨネスコ
1959年
訳:塩瀬宏

【印象に残る台詞】
ト書き「彼女の腕のないからだが、ただ一本の脚にのっかって、びょこんぴょこん跳ねながら、進み出るのだ。」←!?
「さて、見物のみなみなさま、あたしも、まったくみなさんがたと同意見なんですのよ。このお芝居は、ほんとに、ばかげてますわ。」
【感想】
短編。
よく似た男が三人と女が一人。
台詞は互いの言葉を追っかけっこするようにループする、言葉遊びの要素が強くて、特に脈絡がない。
覚えにくそうだけど音で聞いたら楽しそうな台詞。
女性が登場すると、男たちは女の回りに集まり、
言葉でこそ求愛しているが、
女はもみくちゃにされ、腕がもげたりと、グロテスクな感。
言葉と行動のアンバランス。
そして、唐突に終わる。イヨネスコ…。
【収録】
『イヨネスコ戯曲全集3(全4巻)』
訳:大久保輝臣、諏訪正、塩瀬宏、安堂信也
アルマ即興/無給の殺し屋/四人ばやし/二人で狂う……好きなだけ/瀕死の王さま
1969年 白水社
【ネタバレあらすじメモ】
そっくりの男二人が同じ事を言い合ったり、否定したり肯定したりする。
そこへもう一人そっくりの男が現れ、
二人の話をまとめようとするが、さらに同じことが繰り返される。
そこへ一人の婦人がやってくると、
三人は三人とも婦人に言い寄り、もみくちゃになり、
婦人は服が脱げ、手も足ももげ、
そして最後には婦人は客席に語りかける。
「馬鹿げてるでしょ?私もそう思う」

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