『ライズ - ダルライザー THE MOVIE -』
監督:佐藤克則
出演:和知健明、三浦佑介、桃奈、山口太郎、佐藤みゆき、ほか
製作:2017年 日本
上映時間:145分

ダルライザーホームページ

色んな地域にいる、ローカルヒーロー。
福島県白河市のローカルヒーローが、
ダルマのデザインを活かした、
ダルライザー。

昔一度だけ、ショーを観に行ってそれきりだったのだけど、
なんと映画になったというので観てきた。

池袋のシネマロサで、2月23日(金)までの特別上映。

なんというか、感無量でした。
普通の映画より自分に距離の近い映画だから、というのもあるかなと思いますが、
良い映画でした。

観始めは、なんとなくテンポが重いな、
とか演技にムラがあるな、
とか思ったりしたんですが、
なんか、そういうことは忘れて観てしまう感があり。

なんでしょうね。
熱さというか、意欲というか、
魂こもってんな、みたいな。
大切に作られたんだなこの映画は、
という感じがとてもしました。

 
東京で役者をやってた男が、
彼女の妊娠をきっかけに白河市の実家に帰る。
仕事に追われる毎日の中見つけた、
白河市のキャラクター募集のチラシ。

自らの演劇のノウハウを活かすのはこれだと、
ローカルヒーローを作り出すことに情熱を燃やす主人公。
その頃白河市では、なにやら不穏な動きが起きていて…
というようなストーリーなんですが、
日常の地続きからヒーローの誕生に持っていく過程が、粋だなと思います。
物語のダルライザーと、現実のローカルヒーロー・ダルライザーの、
虚構と現実の橋渡しが実に粋だな、と。

終わった後のトークイベントで、
主演&プロデューサーのダルライザーこと和知健明さんが、
開口一番、この映画を作ったきっかけ、
を語ってたんですが、
なるほど、それは想いのこもった映画になりますよ、と思いました。

ご自身が、それまでの仕事を辞めダルライザーになったきっかけの出来事から、
2050年問題にまで触れ、
今、出来ることは何か、
次の時代に何を残せるか、
そういう事を考えられたとか。

作中、
「ヒーローになって戦って分かったことは、痛いってことだけだ」
って台詞が出てくるんですが、
えらく印象に残りました。
戦う=ヒーローではない、
強い=ヒーローではない、
では、何がヒーローなのか、と。

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本当に、何の特殊能力もないヒーローが、
「転んでも何度でも起き上がる」だるまの精神で、
何かを守るために立ち上がっていく。
その姿にこそ、心を打たれるのだなと思いました。

いわゆる悪役、であるダイスの面々も、
根っこの所は「よりよい世界のために何を為すか」
であって、
簡単な「悪役」ではない感じ。

何を守るのか、何を残すのか。

これからのダルライザーも、
目が離せませんね。

なんと、ラインスタンプも出ているらしく、
鑑賞の記念に購入。

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がんばれヒーロー!
って感じじゃなく、
ダルライザーががんばってる、僕もがんばろう!
という、
日常と地続きの感覚。
良い刺激でした。