『あべこべの足を持つ男』
作:シャルル・クロ

[画像:1b60dd7a.jpg]

自分の思うのと逆方向に歩いてしまう男が、
英雄として勲章を貰うまでの冒険の話。
靴の爪先とかかとを逆に履いてしまったために、
前進が後退に、
退却が進軍になる。

臆病なほど、英雄になる。

くだらない(笑)

昔絵本で読んだ、『ホラ吹き男爵』的なノリの、
トンデモ英雄譚。






【収録】
『室内 =世紀末劇集=』
作:モーリス・メーテルランク、アルベール・サマン、シャルル・クロ
訳:倉智恒夫(メ)、志村信英(サ)、川口顕弘(ク)
1984年 国書刊行会