『リトルプリンス 星の王子さまとわたし』
原題:The Little Prince
監督:マーク・オズボーン
出演:ジェフ・ブリッジス、マッケンジー・フォイ、レイチェル・マクアダムス、ほか
上映時間:110分
製作:2015年 フランス、イタリア
映画館で予告観て、ほんの少し気になってた映画。

まず第一に、狐のぬいぐるみが抜群にかわいいです。
そして、星の王子さまパート(主人公の女の子が空想する「星の王子さま」の世界)が、
とても素敵。
ペーパークラフトが動いてる、みたいな映像と世界観がとても合っていて、
この作風で普通に全編『星の王子さま』を観たかった…
と言っては身もふたもないですね。
母親に英才教育を施され、
友達と遊ぶこともせずに育った少女が、
引っ越した先のお隣に住む老人と心を通わせる。
で、この老人が、
砂漠で星の王子さまに会ったパイロット、という筋書きです。
で、効率重視の世界で誰も見向きもしなかったおじいさんの物語に、
少女が興味を示す、という。
ハートウォーミングです。
が、私はなんというか、
あれだけびっちり教育されてた少女が、隣の怪しげな老人の元に入り浸るようになる、
という設定が、なんというか、ちょっと足りなくない?
その子だったら老人無視して勉強するんちゃう?
と思ってしまったり。
また、後半の少女冒険パートからは、ちょっと、
「大人は大切なことを忘れている」
というメッセージが強すぎて、
「いやいや、大人と一口にくくりすぎだろ」
とか思い、良い話路線に乗り遅れ、
なんだか先に進んでいく物語に完全においていかれたような気がしました。
この後半パートが、ちょっと、空想なのかなんなのか、宙ぶらりんすぎやしませんか?
良い話だとは思うけども、
それなりの説得力が世界観にあって欲しかったというか…
とか言ってる私も、作中の「つまらない大人」にくくられてしまうんでしょうかね?
「大切なものは目に見えないんだよ」頼みのまとめ方のような印象が…。
もうなにより、後半パートに出現するひょろい青年の正体が、
ちょっとショックすぎる。
『ターミネーター2』のジョン・コナーが、

『ターミネーター3』のジョン・コナーに成長してたくらいショック。

溢れ出す、これじゃない感。
狐のぬいぐるみかわいい。
あと、お母さんが作ってたマグネット式の人生設計、欲しい。
『星の王子さま』を知らない人を、しっかりと置いていく映画なので、
是非本を読んでから観ましょう。
狐がいいんだなー。
「絆が出来れば特別になる」っていうの、まさにそうですね。
沢山いる狐の中の一匹、から、僕だけの狐、への変化。
うんうん。

【ネタバレあらすじメモ】
母親に英才教育を施され、
友達と遊ぶこともせずに育った少女が、
引っ越した先のお隣に住む老人と心を通わせる。
この老人は、砂漠で星の王子さまに会った不思議なお話を少女に語って聞かせる。
夢中になる少女は、やがて勉強などほっぽりだし、老人の元へ入り浸る。
が、母親に気づかれ、再びスケジュールにはめられる。
家出を決意し、老人の元へ転がり込む少女だったが、
「星の王子さま」の納得いかない結末(王子は魂だけで星へ帰る)に心の整理がつかなくなり、
それは、死期を意識した老人に対する「自分のそばにいてほしい」という気持ちと重なり、
「こんな話馬鹿馬鹿しい」といら立ちをぶつけて家を飛び出す。
母親に連れられてのお出かけから帰ってみると、
老人は救急車で病院に。
少女は、老人を王子さまに会わせなくては、と、
老人が修理していた飛行機に狐のぬいぐるみと共に乗り込み、
飛行を開始する。
(ここからが、現実なのか夢なのか、なんなのか)
やがて、ビルが立ち並び、皆が奴隷のようにビジネスマンとして働く世界に辿り着く少女。
そこには希望や可能性は必要なく、そのため子供は恐れられている世界だった。
飛行中に見つけた王子さまに会うため、ビルの屋上に向かう少女。
屋上にいたのは、ひょろ長い、青い顔をした「ミスタープリンス」
少女は「こんなつまらない大人になってたなんて」とがっかり。
しかしプリンスは「仕事をしなきゃ」と相手にしない。
少女を再教育して世界の歯車に取り込もうとやってくるビジネスマン。
すんでのところで王子は心を取り戻し、二人で脱出。
ビジネスマンが独り占めしていた星のかけらたちを空に解放し、
この世界には希望が戻った。
王子を飛行機に乗せて、王子さまの星に辿り着いた少女。
星は成長したバオバブによって破壊され、
「特別なバラ」は枯れて、王子の手の中で砂になる。
夕焼けが訪れる。
「こんなはずじゃなかった」と嘆く少女だが、王子は夕焼けの中に
「特別なバラ」を見る。大切なものは目には見えない。
心で見れば、それはいつもそばにいる。
そんなメッセージを二人で味わう。
ここで現実世界の朝。
夏休みも終わり
(様々なこういった話に共通するように、この話もまた、少女のひと夏の成長物語だ)
学校に向かう準備をする少女。
母親に、「学校に行く前に病院に」と告げ、
二人は病院の老人の元に向かう。
老人に、一冊の手作り本を渡す少女。
それは、老人が紡いだ物語を、一冊の「星の王子さま」に製本した物だった。
「この子は良い大人になる」
そう告げ、母と老人は和解。
母はそれまでの詰め込み教育をやめ、
娘とともに星空を眺めるようになる。
めでたしめでたし。
原題:The Little Prince
監督:マーク・オズボーン
出演:ジェフ・ブリッジス、マッケンジー・フォイ、レイチェル・マクアダムス、ほか
上映時間:110分
製作:2015年 フランス、イタリア
映画館で予告観て、ほんの少し気になってた映画。
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まず第一に、狐のぬいぐるみが抜群にかわいいです。
そして、星の王子さまパート(主人公の女の子が空想する「星の王子さま」の世界)が、
とても素敵。
ペーパークラフトが動いてる、みたいな映像と世界観がとても合っていて、
この作風で普通に全編『星の王子さま』を観たかった…
と言っては身もふたもないですね。
母親に英才教育を施され、
友達と遊ぶこともせずに育った少女が、
引っ越した先のお隣に住む老人と心を通わせる。
で、この老人が、
砂漠で星の王子さまに会ったパイロット、という筋書きです。
で、効率重視の世界で誰も見向きもしなかったおじいさんの物語に、
少女が興味を示す、という。
ハートウォーミングです。
が、私はなんというか、
あれだけびっちり教育されてた少女が、隣の怪しげな老人の元に入り浸るようになる、
という設定が、なんというか、ちょっと足りなくない?
その子だったら老人無視して勉強するんちゃう?
と思ってしまったり。
また、後半の少女冒険パートからは、ちょっと、
「大人は大切なことを忘れている」
というメッセージが強すぎて、
「いやいや、大人と一口にくくりすぎだろ」
とか思い、良い話路線に乗り遅れ、
なんだか先に進んでいく物語に完全においていかれたような気がしました。
この後半パートが、ちょっと、空想なのかなんなのか、宙ぶらりんすぎやしませんか?
良い話だとは思うけども、
それなりの説得力が世界観にあって欲しかったというか…
とか言ってる私も、作中の「つまらない大人」にくくられてしまうんでしょうかね?
「大切なものは目に見えないんだよ」頼みのまとめ方のような印象が…。
もうなにより、後半パートに出現するひょろい青年の正体が、
ちょっとショックすぎる。
『ターミネーター2』のジョン・コナーが、

『ターミネーター3』のジョン・コナーに成長してたくらいショック。

溢れ出す、これじゃない感。
狐のぬいぐるみかわいい。
あと、お母さんが作ってたマグネット式の人生設計、欲しい。
『星の王子さま』を知らない人を、しっかりと置いていく映画なので、
是非本を読んでから観ましょう。
狐がいいんだなー。
「絆が出来れば特別になる」っていうの、まさにそうですね。
沢山いる狐の中の一匹、から、僕だけの狐、への変化。
うんうん。
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【ネタバレあらすじメモ】
母親に英才教育を施され、
友達と遊ぶこともせずに育った少女が、
引っ越した先のお隣に住む老人と心を通わせる。
この老人は、砂漠で星の王子さまに会った不思議なお話を少女に語って聞かせる。
夢中になる少女は、やがて勉強などほっぽりだし、老人の元へ入り浸る。
が、母親に気づかれ、再びスケジュールにはめられる。
家出を決意し、老人の元へ転がり込む少女だったが、
「星の王子さま」の納得いかない結末(王子は魂だけで星へ帰る)に心の整理がつかなくなり、
それは、死期を意識した老人に対する「自分のそばにいてほしい」という気持ちと重なり、
「こんな話馬鹿馬鹿しい」といら立ちをぶつけて家を飛び出す。
母親に連れられてのお出かけから帰ってみると、
老人は救急車で病院に。
少女は、老人を王子さまに会わせなくては、と、
老人が修理していた飛行機に狐のぬいぐるみと共に乗り込み、
飛行を開始する。
(ここからが、現実なのか夢なのか、なんなのか)
やがて、ビルが立ち並び、皆が奴隷のようにビジネスマンとして働く世界に辿り着く少女。
そこには希望や可能性は必要なく、そのため子供は恐れられている世界だった。
飛行中に見つけた王子さまに会うため、ビルの屋上に向かう少女。
屋上にいたのは、ひょろ長い、青い顔をした「ミスタープリンス」
少女は「こんなつまらない大人になってたなんて」とがっかり。
しかしプリンスは「仕事をしなきゃ」と相手にしない。
少女を再教育して世界の歯車に取り込もうとやってくるビジネスマン。
すんでのところで王子は心を取り戻し、二人で脱出。
ビジネスマンが独り占めしていた星のかけらたちを空に解放し、
この世界には希望が戻った。
王子を飛行機に乗せて、王子さまの星に辿り着いた少女。
星は成長したバオバブによって破壊され、
「特別なバラ」は枯れて、王子の手の中で砂になる。
夕焼けが訪れる。
「こんなはずじゃなかった」と嘆く少女だが、王子は夕焼けの中に
「特別なバラ」を見る。大切なものは目には見えない。
心で見れば、それはいつもそばにいる。
そんなメッセージを二人で味わう。
ここで現実世界の朝。
夏休みも終わり
(様々なこういった話に共通するように、この話もまた、少女のひと夏の成長物語だ)
学校に向かう準備をする少女。
母親に、「学校に行く前に病院に」と告げ、
二人は病院の老人の元に向かう。
老人に、一冊の手作り本を渡す少女。
それは、老人が紡いだ物語を、一冊の「星の王子さま」に製本した物だった。
「この子は良い大人になる」
そう告げ、母と老人は和解。
母はそれまでの詰め込み教育をやめ、
娘とともに星空を眺めるようになる。
めでたしめでたし。


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