theater 045 syndicate presents
『SYNDICATED!! vol.1』
日程:2016年6月24〜26日
料金:2500円(1ドリンク付き)
会場:横浜ベイサイドスタジオ

image


<短編演劇>
theater 045 syndicate
『命を弄ぶ男ふたり』
作:岸田國士
演出:中山朋文
出演:中山朋文、今井勝法

いきずり×ワタリダロケット
『げびた驢馬』
作・演出:木村和博
出演:織田裕之(ワタリダロケット)、嵯峨ふみか、中藤奨(無隣館)

の2本立て。

昨年、神奈川県庁で舞台やった時にお世話になった、
theater 045 syndicateの主催イベント。

さぁみんな、集まろう、飲もう、演劇やろう、な楽しげイベント。

『げびた驢馬』
は、プロジェクターガシガシ使った、
一人芝居の組み合わせみたいな演目。
それぞれに何かがぶっ壊れちゃったような人たちが、
織り成すのか織り成さないのか、
微妙な関係性の中に漂う。
ちょっとどう観ていいのか戸惑うような雰囲気だったけれど、
人が出てきて、何かよく分からない事をやってる、
その様が不思議。
ちっこい文字がいっぱい出てくると、
虫の大群を見ているような気持になる。

『命を弄ぶ男ふたり』
は、もう何回か観ている岸田國士先生の、男二人芝居。
適度なカットが入っていて、
サクッと観られる作り。
だいぶ「笑い」の方にふってある印象だったが、
「笑い」を狙ってるわけではなく、一生懸命が面白い、的な方向で面白かった。
二人のオッサンが、全力で生を嘆き、生にしがみつく。
その様がなんだか滑稽、という。
とくに今井さんの全力具合はもう、面白いを通り越してかわいい。
かわいいオッサン。輝いてたなぁ。
真剣だからおかしい、おかしいから哀しい、みたいな味わいでした。
そして中山さんはこけて血が出ました。

なんというか、場所に、人が集まって、演劇が立ち上がっていく感が、良かったです。