『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』
監督:本郷みつる
製作:1996年 日本
上映時間:97分

ネットで「映画版クレヨンしんちゃん名作10選」みたいな記事を読みまして。
すげーコアそうな方が書いていた、
「大人帝国」よりも「戦国」よりも「ヘンダーランド」
というのを見て、気になり鑑賞。

無難に面白いです。
泣かせにきてない、というのが大きく「大人帝国」「戦国」とは異なる所かと。
ギャグの間合いとか秀逸。
最終決戦が、もはや全てギャグ。
劇画調になったり、舞踊決戦だったり。ツッコミ待ちのギャグりっぱなし。

ストーリー的にはちょっと弱い気がしますが、
TV版のノリがそのまま映画になるとこんな感じ、という印象。
僕は、泣かせにこられても全然オッケー、冷めたりあんましないので、
好みの問題かなぁ、という気がしますが。
演出過多でない、さっぱりした感覚、でしょうか。

でもこの、泣かせに来てない、というと所に面白さがある。
「世界を救って」と頼まれたしんのすけが
「幼稚園児だから」と断るとか、日常が侵略されていく感じとか。

野原一家は、たびたび世界の危機を救っているのですね。
野原一家、ファイヤー。
今よりもずっと後の時代になった時に、
平成の家族の生活、というものを知る貴重な資料になるんだろうなぁ、
と思います。クレしん観るたびに。


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【あらすじ・ネタバレ】
ヘンダーランドは、マカオとジョマの二人のオカマ魔女に征服された。
封印され姫。
オカマ魔女たちは次の侵略地に、地球を選んだ。

突如出現したテーマパーク・ヘンダーランド。
そこへ遊びにいったしんのすけは、
封印された女王を目撃した事から、オカマ魔女たちに狙われることとなる。
日常が徐々に侵略されていく感じは、十分に怖い。
周りは「いい人」と呼んでる人物が、徐々に迫ってくる感覚。
始めは世界を救うことに消極的だったしんのすけ。
幼稚園児だから、という理由がごもっとも。
世界を託されて「いくぞ!」とならない所が面白い。
そのしんのすけも、ひろしとみさえを人質に取られ、ついに決起。
魔法のトランプを携え、アクション仮面・カンタムロボ・ぶりぶりざえもん(懐かしい)と共に、
悪の居城・ヘンダーランドへと乗り込む。
魔女との死闘(舞踊・ババ抜き・追っかけっこ)の末、
無事に世界を救った野原一家。
王子の呪いも解き、
王子と姫は幸せに結ばれましたとさ。