『新年狂想曲』
作:岸田國士
発表:1928年1月

四人芝居。
すごく短い。
そして、台詞前のト書きがとても多い。
ので、なんだかんだ練習するのに便利そうである。
感情の振れ幅も大きい。
一年が擬人化されていて、
じいさんと少年が出てくる。
時の番人は、年の始めは少年で、
年の終わりはじいさんになったりするんだろうか。
幸せが余ってるなら一掴みくらい分けてくれたっていいじゃありませんか!
持ってるだけで良いんです!
とせがむ男女。
面白い。

この戯曲の中に(摯ねて)というト書きが出てくるが、はて、なんと読むのか。
流れ的には「すねて」が良さそうだが、
摯、にすねる、という読みは無いようだ。
はて。

【朗読】

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『岸田國士全集3』1990年 岩波書店

【ネタバレあらすじ】
一年の終わり、何も良いことがなかった男がひたすら愚痴る。
負けじと、一年不幸ばかりだった女が嘆く。

だから来年はどうか幸せにして下さい!

と、黒い服を着た老人に頼む二人。
老人は、自分は今年の担当だから、それは叶えられない。向こうの少年に頼むのがいい、と。

来年はどうか幸せにして下さい!

二人が頼むと白い服を着た少年は、めんどくさそうな様子で取り合ってくれない。

老人は二人をなだめ、
少年も老人もいなくなる。

残された男女は、なんとなく、良い感じになる。