『ベルナルダ・アルバの家』 La Casa de Bernarda Alba
作:ガルシーア・ロルカ
1936年作→初演1945年

白で整えられた舞台に喪服の人物、というコントラスト。
そして、行き場のないどん詰まりの人々。
家族の絶対権力者・母に幽閉されるかの如く暮らす五人の娘たち。
ストレスがかかってかかって、爆発する、
その爆発をも覆い隠す壁。
緊張感ハンパない戯曲でした。
もう、ベルナルダが強烈なババア過ぎて、
怖いのなんの。

スペインのとある村の出来事、ということで、
私が安易にイメージしてしまうのは、
カプコンの『バイオハザード4』

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これも、スペイン(とは明示してないけど)の、人を寄せ付けない地方が舞台になってて。

空気感。怖かったなー。

三大悲劇集 血の婚礼 他二篇 (岩波文庫)

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『三大悲劇集 血の婚礼 他二篇』/作:ガルシーア・ロルカ/訳:牛島信明
1992年 岩波文庫

【あらすじのメモ・ネタバレ】
一幕
潔癖の鬼ババア(ベルナルダ・アルバ)と、そのブスな五人娘が住む家。
ババアの夫が亡くなり、葬式の日。
ババアは8年間喪に服すと娘たちに告げるが、
女盛りの末娘(ブス)20歳は、8年間も閉じ込められるなんてたまったもんじゃないと憤慨。
町一番のイケメンは、五人娘の長女(39歳)が遺産を相続したので口説きにかかる。
それにも納得いかない残りの四人。
鬼ババアの母のババア(狂乱)は、あたしは海の近くでイケメンと結婚するんだ!
と言いながら家を飛び出そうとする。
ババア(狂乱)を皆で取り押さえ、第一幕終了。
どうなるんだこれ!世紀末!

二幕
長女の財産目当てで結婚を申し込んでいるイケメンと、実はかなり良い関係になってしまっている末娘。
女中にそれを見抜かれ、変なマネはやめるようにと言われるが、恋は冷めようとはしない。
長女が持ってるイケメンの写真が盗まれる騒動など。
そんな中、村が騒がしくなる。
嫁入り前の娘が、父親のわからない子供を産んだとかで、
村中が「殺せ殺せ」コール。
末娘は、自分が責められているかのように「やめてやめて!」
二幕終了。
いよいよ、姉妹関係がズタボロだ。

三幕
溜まっていたものが弾けていく。
末娘は村のイケメン・ぺぺへの気持ちを明らかに示し、ベルナルダに反抗。
訪ねてきたぺぺに対しベルナルダは発砲。
ぺぺが死んだと聞かされた末娘は、
絶望して首を吊る。
実はぺぺには弾は当たらず、
「死んだ」という嘘であったのだが、
嘘の死が本物の死を作り出してしまう。
ベルナルダは、末娘がぺぺと通じていたという事実は決して漏らさぬよう娘たちに言い含め、
家族は新たな喪に服すこととなる。
閉塞感。
幕。