『TATARI 呪いの館』
原題:RETURN TO HOUSE ON HAUNTED HILL
監督:ヴィクター・ガルシア
出演:アマンダ・リゲッティ、エリク・パラディーノほか
上映時間:81分
2007年 アメリカ
この前観た『TATARI タタリ』の続編である。
ウィキペディアで続編が日本ではDVDオンリーで発売されていると知り、観たくなる。
新宿ツタヤにはなかったが、渋谷にあり、レンタル。
日本で劇場公開されなかった、というのが気にはなっていたが、
それほどつまらない訳ではなかった。
ただ、前作そんなにヒットしてなさそうなので、
前作ありきの今作はたぶん商業的につらかったんでしょうね。
さて、前作では映像の粗さが恐怖を生む、みたいな事を書きましたが、
今作では映像はめちゃキレイ。
同じ館が舞台なのにこうも違うか、というくらいキレイに映ってます。
その代償として、怖さが半減してましたね。
前作と同じ場所が結構出てくるのですが、
「雰囲気」とでもいうべきものが、映ってない感じなのです。
キレイが故の、闇のなさ。
闇の向こうに何が潜んでいるかわからない恐怖、というものが薄れていました。
ちょうど、リメイクされたHD版のバイオハザードのような感覚。

リメイク版もそれはそれで怖いんですけど、
想像力が喚起されるのはオリジナル版かと思うんですわ。
これは完全に好みでしょうけど。
バイオハザードの洋館でいうと
オリジナル版が前作

リメイク版が今作

同じ場所です。
いや、リメイク版のが怖い、って方も大勢いると思うんですがね。
以前一緒に仕事させていただいた照明さんが、
「全てがキレイに照らされてるんじゃつまらない。
闇から、陰から役者が飛び出してくる方が面白いだろ」
と仰ってたのに大きく感銘を受けた事を思い出します。
まぁ、趣味の問題でしょうが。
では、今作には魅力がないのかというと、そんな事はない。
前作にも登場した「悪霊」たちが、
今作は割とはっきりとした姿で登場!
出し惜しみなく、館を訪れた人間を襲っていきます。
『ソウ』シリーズくらい、痛くて悲惨な最期を迎える人物も多く…。

ジワジワ怖い系から、痛い怖い系へと変化を遂げているのでした。
B級映画色が前作にも増してあるので、
B級ファンには是非オススメ。
ただやはり、前作と合わせての鑑賞をオススメします。
ちなみに前作も今作も、
「タタリ」という言葉から受けるジャパニーズホラー的な印象とはかけ離れた所にいます。

:ネタバレあらすじメモ・感想:
かつてバナカット医師が地獄の鬼畜手術を行なっていた精神病院は、
患者たちの反乱によって火災が起き、職員数人を残して関係者が全員死亡している。
生き残った職員たちの子孫が「館の意志」によって集められ、
その多くが無残な死を遂げた。
生き残ったのは偶然館に来ていた、職員とは無縁の者二人。
事件唯一の生き残りであるサラ(こういう設定だが、実は前作ではエディという黒人も生き残っている)
は、その後バナカット医師の日記を入手し、
独自の調査を進めていたが、
ある日、謎の自殺を遂げる。
ホラー映画って、前作の生き残りを簡単に殺すなぁ…。
サラは、ある真実に近づいていたのだ。
バナカットがおかしくなった時期に、ちょうど病院には
「バフォメット像」
と呼ばれる悪魔の像がやってきていたのだ。
バフォメット像がある限り、あの館は血を求め続ける。
そう確信したサラは、知り合いの教授にコンタクトを取り、像の破壊を目論んでいた。
その計画がトレジャーハンターで教授の教え子に漏れ、
バフォメット像で一攫千金を狙う輩に、サラは殺されたのだった!!
サラの妹の元に、死んだ姉から日記が送られてくる。
妹はトレジャーハンターたちに襲撃され、日記を奪われ、
館の案内役としてあの病院に連れて来られる事になる。
病院には教授も像を探しにやってきて、
妹・トレジャーハンター一味・教授と弟子
でバフォメット像を探すことに。
当然、色んな人が死んでいく。
前作では、事件の生き残りの子孫しか殺さない殊勝さを見せた悪霊たちだが、
今回はもう外敵排除、皆殺しの構えだ。
「この館はバフォメット像に縛られている。像を壊せ。」
病院火災事件の首謀者の霊と接触した妹は、
館の地図を元にバフォメット像にたどり着く。
破壊を試みるが、なんかすごく堅く、
ならば像を館の外に出そうという発想に。
水治療室、地下火葬場など、病院の各施設で無残の死を迎えた死者の霊が、
自分と同じ苦しみを味わわせようと牙をむく中、
なんとか像を館の外に繋がる排水溝に放り込む。
この過程で、教授が欲に目がくらんだり改心したりと、お約束の展開。
バフォメット像を守ろうとしていたバナカット医師の例は、
患者たちの霊に袋叩きに合い、消滅。
袋叩き出来るんなら早々にしてくれって感じだが、まぁそれはいい。
バフォメット像から解放された死者たちは、成仏して消えていった。
この、像に縛られた霊たちが、
「自分が死んだときの体験をくり返し味わい続ける」
という、ゴールドエクスペリエンス・レクイエム(ジョジョの奇妙な冒険)現象にかかり続けていたらしいから、
解放されて本当に良かったですね、で映画は終わる。
エンドクレジット後。
このシーンが、この作品が
「B級映画の自覚」を持って作られている名シーン。
浜辺で戯れるカップル。
砂浜でいちゃついてると、背中に何か当たる。
砂を掘ってみると、なにやら値打ちのありそうな古びた像(バフォメット像)が…
悲劇の根源は次の舞台へ…
うわ、名作、名エンディング!!
原題:RETURN TO HOUSE ON HAUNTED HILL
監督:ヴィクター・ガルシア
出演:アマンダ・リゲッティ、エリク・パラディーノほか
上映時間:81分
2007年 アメリカ
この前観た『TATARI タタリ』の続編である。
ウィキペディアで続編が日本ではDVDオンリーで発売されていると知り、観たくなる。
新宿ツタヤにはなかったが、渋谷にあり、レンタル。
日本で劇場公開されなかった、というのが気にはなっていたが、
それほどつまらない訳ではなかった。
ただ、前作そんなにヒットしてなさそうなので、
前作ありきの今作はたぶん商業的につらかったんでしょうね。
さて、前作では映像の粗さが恐怖を生む、みたいな事を書きましたが、
今作では映像はめちゃキレイ。
同じ館が舞台なのにこうも違うか、というくらいキレイに映ってます。
その代償として、怖さが半減してましたね。
前作と同じ場所が結構出てくるのですが、
「雰囲気」とでもいうべきものが、映ってない感じなのです。
キレイが故の、闇のなさ。
闇の向こうに何が潜んでいるかわからない恐怖、というものが薄れていました。
ちょうど、リメイクされたHD版のバイオハザードのような感覚。
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リメイク版もそれはそれで怖いんですけど、
想像力が喚起されるのはオリジナル版かと思うんですわ。
これは完全に好みでしょうけど。
バイオハザードの洋館でいうと
オリジナル版が前作

リメイク版が今作

同じ場所です。
いや、リメイク版のが怖い、って方も大勢いると思うんですがね。
以前一緒に仕事させていただいた照明さんが、
「全てがキレイに照らされてるんじゃつまらない。
闇から、陰から役者が飛び出してくる方が面白いだろ」
と仰ってたのに大きく感銘を受けた事を思い出します。
まぁ、趣味の問題でしょうが。
では、今作には魅力がないのかというと、そんな事はない。
前作にも登場した「悪霊」たちが、
今作は割とはっきりとした姿で登場!
出し惜しみなく、館を訪れた人間を襲っていきます。
『ソウ』シリーズくらい、痛くて悲惨な最期を迎える人物も多く…。
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ジワジワ怖い系から、痛い怖い系へと変化を遂げているのでした。
B級映画色が前作にも増してあるので、
B級ファンには是非オススメ。
ただやはり、前作と合わせての鑑賞をオススメします。
ちなみに前作も今作も、
「タタリ」という言葉から受けるジャパニーズホラー的な印象とはかけ離れた所にいます。
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:ネタバレあらすじメモ・感想:
かつてバナカット医師が地獄の鬼畜手術を行なっていた精神病院は、
患者たちの反乱によって火災が起き、職員数人を残して関係者が全員死亡している。
生き残った職員たちの子孫が「館の意志」によって集められ、
その多くが無残な死を遂げた。
生き残ったのは偶然館に来ていた、職員とは無縁の者二人。
事件唯一の生き残りであるサラ(こういう設定だが、実は前作ではエディという黒人も生き残っている)
は、その後バナカット医師の日記を入手し、
独自の調査を進めていたが、
ある日、謎の自殺を遂げる。
ホラー映画って、前作の生き残りを簡単に殺すなぁ…。
サラは、ある真実に近づいていたのだ。
バナカットがおかしくなった時期に、ちょうど病院には
「バフォメット像」
と呼ばれる悪魔の像がやってきていたのだ。
バフォメット像がある限り、あの館は血を求め続ける。
そう確信したサラは、知り合いの教授にコンタクトを取り、像の破壊を目論んでいた。
その計画がトレジャーハンターで教授の教え子に漏れ、
バフォメット像で一攫千金を狙う輩に、サラは殺されたのだった!!
サラの妹の元に、死んだ姉から日記が送られてくる。
妹はトレジャーハンターたちに襲撃され、日記を奪われ、
館の案内役としてあの病院に連れて来られる事になる。
病院には教授も像を探しにやってきて、
妹・トレジャーハンター一味・教授と弟子
でバフォメット像を探すことに。
当然、色んな人が死んでいく。
前作では、事件の生き残りの子孫しか殺さない殊勝さを見せた悪霊たちだが、
今回はもう外敵排除、皆殺しの構えだ。
「この館はバフォメット像に縛られている。像を壊せ。」
病院火災事件の首謀者の霊と接触した妹は、
館の地図を元にバフォメット像にたどり着く。
破壊を試みるが、なんかすごく堅く、
ならば像を館の外に出そうという発想に。
水治療室、地下火葬場など、病院の各施設で無残の死を迎えた死者の霊が、
自分と同じ苦しみを味わわせようと牙をむく中、
なんとか像を館の外に繋がる排水溝に放り込む。
この過程で、教授が欲に目がくらんだり改心したりと、お約束の展開。
バフォメット像を守ろうとしていたバナカット医師の例は、
患者たちの霊に袋叩きに合い、消滅。
袋叩き出来るんなら早々にしてくれって感じだが、まぁそれはいい。
バフォメット像から解放された死者たちは、成仏して消えていった。
この、像に縛られた霊たちが、
「自分が死んだときの体験をくり返し味わい続ける」
という、ゴールドエクスペリエンス・レクイエム(ジョジョの奇妙な冒険)現象にかかり続けていたらしいから、
解放されて本当に良かったですね、で映画は終わる。
エンドクレジット後。
このシーンが、この作品が
「B級映画の自覚」を持って作られている名シーン。
浜辺で戯れるカップル。
砂浜でいちゃついてると、背中に何か当たる。
砂を掘ってみると、なにやら値打ちのありそうな古びた像(バフォメット像)が…
悲劇の根源は次の舞台へ…
うわ、名作、名エンディング!!



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