『迷子になった上等兵(ラヂオドラマ)』
作:岸田國士
1928年

歩兵連隊の、キツい夜間演習が行われている。
その中で、自分の生まれ故郷の村の近くを通り、
偵察とうそぶいて村を訪れる上等兵。
想いを寄せていた女の家を訪れ、
他愛ない日常の会話を楽しむ。

一方で演習の様子。
鳴り響く銃声。
日常の会話。

これらが交錯する。

上等兵が穏やかな日常から抜け出せぬまま演習は終わり、
隊は引き上げる。

色んな意味で、彼は迷子になる。


帰れる距離に日常がある事で、
演習という非日常とのコントラストがキツい一作。