『若き俳優たちへの書翰 《発語=行為》がその力を取り戻さんがために』
作:オリヴィエ・ピィ
2003年初演
訳:齋藤公一・根岸徹郎

大学時代の学友・田ノ口君が、3〜4年前くらいにしきりに「いいよ!」
と言っていた劇作家・オリヴィエ・ピィ。

彼が薦めるんだからきっと何かしら面白いのだろうと、本屋で見かけたピィの本を手に取り購入。

そして、ずっと積ん読になっていたものに、
ようやく手を出した次第。

なるほど、田ノ口君、好きそう。



詩人が、舞台に立ち、語り始める。

「若き人々、舞台と客席の間の聖なる境界線を踏み越える若き人々よ、人間を醜く歪めないでください。」

「あなたたちに話しかけているときに、わたしは、コトバでは言い表すことができないけれども、そこに立ち現れるもの、話すという事実それ自体のなかに立ち現れるあらゆる無限性をお見せしているわけです。」

色んな人がやってきて、妨害や野次を加えていくが、
詩人の主張は一貫しているように思える。

「言葉の力を取り戻す」

色々論説が展開され、
読んでるうちに迷路に迷い込むが、
たぶん大事なのはその一点なのだろう、と思う。

まぁ、副題にもある通りだけど。