青空文庫収録作品を朗読してyoutubeにて公開している
朗読STUDIO

今回は、
中島敦の『狐憑』を読ませていただきました。
『山月記』で有名な中島敦ですが、
その他の作品も実に面白いんです。
もう、中島敦作品を徹底的に朗読していこうと思っています。

声に出して読む価値がある。
価値、というとあれですかね。
響きが美しい、リズムが美しい。
声に出して読みたい日本語、なんて本が流行りましたが、
まさに中島敦作品はそれです。

この『狐憑』は、
ある部族の青年が、弟の死をきっかけにうわごとを語り始めた事から始まります。
それがやがて、物語をする人間、演じる人間の物語へと変化していきます。
そして、なんともやり場のない結末が待っているのですが…

「今、自分の演じている役割が、
後世どんな名前で呼ばれるかといふことも、
勿論知る筈がない。」

非常に好きなフレーズです。

是非是非、聞いてみて下さい。



中島敦『狐憑』


合わせて、間もなく4000回再生とご好評をいただいている
中島敦『牛人』の朗読も貼っておきます。