劇団→ヤコウバス


『嘘と月』

いよいよ、本番まで一週間となりました。
来週のこの時間には打上かと思うとびっくり。

さて、何回書けるかわかりませんが、

『嘘と月』をより楽しむために

と題して記事を書こうかと思います。


『嘘と月』は、道化師のお話です。
道化師…ものすごく雑に説明すると、ピエロ・芸人みたいなもんでしょうか。
『嘘と月』の中には、

スタンチク

という道化師が出てきます。

道化師は、冗談を交えて、
誰も王様に直接言えないような事を言っても許される
という立場にある事が多いそうです。

シェイクスピアの『リア王』に登場する道化師なんかを見てもそんな感じですね。

王様に、平気で「阿呆」と言っても大丈夫。
家畜並に扱われる存在でありながら、
なによりも強い、という。

そんなイメージから、
トランプのジョーカーのモデルになっている、とする説もあるそうで。

キングにも勝てますからね。


スタンチクに話を戻しましょう。


image

Wikipedia「スタンチク」より画像引用

写真は、彼を描いた最も有名な絵画 だそうで。
宮廷舞踏会の舞台袖にて、ある都市が陥落したとの知らせを受け、考え込むスタンチク。
この道化た格好と表情のギャップ。

彼は実在したポーランドの道化師で、
ポーランドでは最も有名な道化師、だそうです。

抜群の政治哲学と知識から放たれる冗談は、
ポーランドの宝だったとか。

そんな人物を引っ張り出してきてしまうんですから、
劇団→ヤコウバス
大胆な事をしますな。

スタンチク

リンク組んでおきましたので、
是非Wikipediaで御一読されてから御来場下さい。

『嘘と月』
より味わい深いものになると思います。



さて、稽古も明日で終了。
今日は2回の通し稽古の後、何人かで飲みに。

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写真左が、害獣芝居の金原並央。
右が劇団→ヤコウバスの酒寄拓。
右端で半身見切れてるのが、
演出助手の江口彩。

魚民特性の大生を片手に、一枚。

魚民では今、大生を頼むとスクラッチカードが引けます。
枝豆とか当たります。