Sehkraft(ゼークラフト)公演
『13700000000』
作・演出:所奏
日程:2012年10月24〜28日
料金:2000円
会場:ギャラリールデコ4
 
文学座の研究所時分にお世話になった、所奏さんの脚本・演出作品。
なかなか舞台ではお目にかかれない、ガチSFの世界観が新鮮だった。
 
ストーリーをチラシから引用すると
「宇宙誕生から130億年後。
無限に広がる宇宙の片隅で一つの情報生命体が生まれた。
「それ」は好奇心のおもむくままに、無数に散らばる銀河を渡り歩いていく。
 
何千万年もの時間の中で繰り広げられる、
情報生命体と情報生命体とその他の生き物たちの出会いと別れ。」
 
この情報生命体、というのを主軸に物語が進むわけだが、
これを演じた二人の女優、
下池沙知
田口愛
がとにかく良かった。
 
あなたは情報生命体の役です、ってキャスティングされるのを想像しただけで、
面白そうの反面やりにくそう、と思ってしまう。
が、二人とも見事に情報生命体だった。
 
人間とは違った何かなんだ、っていう身体的説得力に溢れていて、
この二人でなかったら、この芝居は成立しなかった!と思えるほど。
 
ドSFで、簡単に星が一つ滅んだりするスケールの大きさが心地よく、
ルデコという簡素な空間に、装置もほとんど無い中、
役者と照明が宇宙を作り上げていた。
観てて、『火の鳥』とか、あんな感じの印象を抱きました。
 
ぜひ、この世界観を広げていっていただきたい、一風変わった演劇でした。