『誰にでもできる発声法 いい声、信頼される声に』
著:熊谷卓
1996年 日本実業出版社
 
入門書として適度な読みごたえ。
新書感覚でさらさらっと読めるし、最低限必要な事は書かれている印象。
 
発音のトレーニングの章になると突然言語学みたいになるのが若干の違和感ではある。
たしかに、「この音を出すときは舌の位置はここで唇はこんな形で…」
ってのは大事だとは思うんだが、いきなりだと読んでて面喰らう。
 
「発声法」について、もう少し実践的な記述が欲しいところ。