『呼吸入門』
著:齋籐孝
2008年 角川書店(角川文庫さ42-3)
 
『声に出して読みたい日本語』の著者・齋籐孝氏の「呼吸」本。
 
日本は腰肚文化、という所から入り、
・型の力
・呼吸の力
・教育と呼吸
・息と生きる
といった要素について話は展開される。
呼吸の機能・概念について、日本文化を密接に絡めて丁寧にガイドしてくれる。
 
気の流れがどう、という事はあえて書きません、という姿勢が良かった。
気はあくまで呼吸の結果である。
感じられる人が偉いってもんじゃない、と。
 
 
誰でも出来る型を構築する事を目指す氏の熱量が伝わってくる本。
 
同氏の『息の人間学』も読んでみたい。