夢幻舞台 第8期卒業公演
『から騒ぎ』
原作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:正木拓也、長尾羽純、野戸氷柱
演出:正木拓也
2011年3月4〜6日
入場無料
@明治大学猿楽町第2校舎1階アートスタジオ


大学のサークルが、自分たちで翻訳してシェイクスピアを上演、
という所がまず大きな魅力。
なかなかこんな試みをやろうという劇団は少ないだろうから。
舞台装置はシンプルだけど、遊び心が満載でくすぐられる。
ただ、力量が試みについていってるかどうかという点では、まだまだ稽古不足感。
演出はオーソドックスな良さ。
ギャグや台詞なんかを所々現代風にアレンジして翻訳しているが、役者の思い切りが足りない印象があり、いまいち面白くない。
ゆえに、どうにも悪ふざけ感が漂う場面もあり、もったいない。
そんな中、笑えたのはアントニオ(=渡辺恒)とドグベリー(=ブルー玲)。
ドグベリーはもともとが面白キャラだが、アントニオの奇奇怪怪なアクションの数々には笑わされた。
ヒイロとクローディオというメインカップルが男女逆転。
何か意図があるように見えるが、特に何かあるわけでもない感じ。
単に、男女逆転、という事が目立つ。
全体的に滑舌が悪く、シェイクスピアという言葉で押していく台本では、少々観ていてしんどいものがあった。
が、とにかく、シェイクスピアを翻訳・上演という心意気が良い。
みんな、もっとこういう事やればいいんだ。