『ゴルゴ13 VOLUME2 白夜は愛のうめき』
著 さいとうたかを
平成14年 リイド社 SPコミックスコンパクト

・収録・
第5話 檻の中の眠り/1969年3月
第6話 白夜は愛のうめき/1969年4月
第7話 ブービートラップ/1969年5月
第8話 黒い熱風/1969年5月
第9話 南仏海岸/1969年5月
第10話 ゴルゴin砂嵐/1969年6月

面白いシナリオ満載の巻。死刑囚と共に脱獄を目指す「檻の中の眠り」
ゴルゴを慕う女との悲しい物語「白夜は愛のうめき」ゴルゴを超える速打ちの暗殺者と対決する「南仏海岸」
などは特に面白かった。

「白夜は愛のうめき」などは、決して派手なストーリーではないが暗殺者としてのゴルゴの悲しい生きざまが浮き彫りになるし、
「南仏海岸」でのゴルゴは、彼なりの優しさみたいなものを見る事が出来る。

暗殺者としてのゴルゴと、一人の人間としてのゴルゴ。
その二つを、安い葛藤として描くのではなく、常に仕事の掟に従うゴルゴが見せるほんのわずかな動揺だけで全てを表現している点がにくい。