『トムは真夜中の庭で』作 フィリパ・ピアス
1958年
男の子の冒険心をくすぐる、時空を越えた永遠と瞬間の物語。
夜、ありもしない時間を打つ大時計。夜中の探険、未知の庭園、人との出会い。
ひと夏の、出会いと別れと再会の冒険ストーリー。
久しぶりに児童文学に触れました。今はやっぱり大人の視点で読んでしまうけど、子供の時に読んだらすごいワクワクするだろうな。
広い庭園で走り回ったり、秘密基地作ったり木登りしたり。
特に男の子がワクワクする要素が盛り沢山。
でもよく考えてみると、時間というものをすごく深く考えてたりして、大人でも楽しめる。
欧米では知らない人はいないと言うほどスタンダードな作品だそうです。
読み終えた後の、爽やかな風みたいな感触が心地よい。なかなか楽しめました。
・こんな話・
夏休み、親戚のおばさんが住んでいる邸宅で過ごすことになったトム。
遊ぶ所はないしも友達もいない。夏休みが台無しになったとがっかりするトム。
そんなことを考えながらベッドに入ると時計が13時を打つ。
夜中の13時?そんな時間あるわけがない!
そう考えたトムは真相を究明に大時計へと向かう。
そしてトムは扉の向こうに、見たこともないくらいワクワクする庭を見つけるのだった。
そこで出会う友達との楽しい時間はあっという間に過ぎ、トムが家に帰る日が刻々と近付いてくる。
友達との別れを惜しむトムはなんとかこの゛庭園の時間゛の中に留まろうとするが…。
そして訪れる思わぬ再会。少年のひと夏の物語。
・読むならこの本・
『トムは真夜中の庭で』/訳 高杉一郎/1975年,新版2000年 岩波書店 岩波少年文庫041
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