今、僕が人のために出来ること。それは芝居の腕を磨くことです。



先日、M本君と話していて、現在研修生一年目である自分について色々と考えさせられた。

二年間、自分は研修科で何を目指すのか。信念を持って挑むのだ。
でなければ二年間なぞあっという間だ。

年間ほぼ四回ある発表会。発表会に出演すること、それはもちろん大事だ。
だが、そこでなんとなく時間を過ごしては駄目だ。
大切なのはそこで何を学び、吸収し、己の糧とするか。
一瞬一瞬がかけがえのない時。その時間を、この二年間をモラトリアムの延長のように過ごしていいはずがない。
己を磨く。
これからどのような役者として育ってゆきたいのか、どのような芝居が好きなのか。向いているのか。何が得意で何が不得意なのか。
長所を伸ばしつつ短所と積極的に向き合う。全体のバランス感覚を魅力あるものに。

よく聞く言葉にこんなのがある。
「バイオリン奏者は毎日バイオリンの稽古を、ピアニストは日が暮れるまでピアノを弾く。では、役者は何をするか。せいぜい酒を飲むくらいだ。」
努力で補えないものは確かに存在するだろう。だが、努力で補えるものも多く存在する。

しっかりしろ。

「トレーニング。トレーニング。トレーニングだ。だがそれが身体だけを鍛えて精神を鍛えないようなものなら願い下げだ。動くことが出来ても、考えることが出来ない俳優に用はない」

メイエルホリドの言葉です。さぁ、学ぼう。