「猫の皿」
著 古今亭志ん生

江戸も末期、武士が刀を売り、その金で茶器なんかを買うようになった時代。
地方に行っては、価値のわからない人から高級な骨董品を安く買おうとする人物、果師が現れた。
これは値打ちものの茶器が茶屋で猫の皿に使われているのを見た果師と茶屋の主人の巧妙な噺。オチがつくってこういうの言うんだね。


『志ん生滑稽ばなし 志ん生の噺1』/古今亭志ん生著/2005年 筑摩書房 ちくま文庫
に収録。