東京FLC 小劇場第六世代 演劇祭劇団YAX直線
『GALAXY POWER』
脚本&演出 原ゆうや
2007年8月8〜19日
@千本桜ホール
東京FLCという小劇場でロングランをする企画?みたいなのにYAXが出ていたので観に行きました。
「本気のバカは美しい」を合い言葉にしているこの劇団の公演を観るのはもう四回目ですが、確実にバカ具合が伸びています。
今回はスターウォーズやキン肉マンなんかをいい具合にパクりながらも、独自の世界観を展開していました。
ピンチの時には誰かが助けにくる、追いつめられた時に主人公の力が覚醒する、操られていた敵が散り際に心を取り戻す。
そんなお約束がギャグにしかならないようなこの時代に、それでもお約束を貫いてくれるこの劇団の芝居は、私たちが失ってしまった心意気のようなものを、ありありと思い出させてくれる。
今回は、自分の力の無さと受け継いだ銀河剣士という職のギャップとの狭間で揺れ動く主人公がとても繊細に描かれていて好感がもてた。
対する悪役は若干パワー不足感は否めないが、それでも一度見たら忘れないであろう奇抜なキャラはさすがYAXである。
コメント
コメント一覧 (1)
小学校のとき、勉強もスポーツもできない片親のマサキくんをいじめてたら、とつぜん車の前にとび出して「ママ!」て叫んだんだ。超戦慄走ったよ〜やばいやばい。
バカの本気、きらいじゃないな。