acaa0ad7.jpg「短編集 春夏秋冬」
制作 Filmix
脚本・監督 馬上修治
2006年4月15・16日
＠野方区民ホール
1000円

四季を題材とした映画４本のオムニバス作品。
それぞれのタイトルは以下の通り。
牡羊座の女 11分
夏の疫病神 23分
夜明けの鼓動 35分
冬の贈り物 22分

「牡羊座の女」は、サイレントで、駆け抜ける春風のようにあっという間にエンディングへと向かう。
「夏の疫病神」では、時間が止まったようなきれいな砂浜で、二人の男女が描かれる。砂浜から場面が移った時に、一気に時が流れ出したようで、切なさがグッときた。
ここで休憩が挟まれる。
春夏秋冬というタイトルだから、この休憩は無くてもよかったのではないかなぁと思いはしたが、休憩はやはりありがたいのかもしれない。

休憩があけて、秋。
「夜明けの鼓動」では、秋の夜長にさまよう男たちの姿。なんとなく哀愁漂う感じがした。
そして冬。
「冬の贈り物」は登場人物は一人。もごもごと、布団が生きているように動く姿、窓にはりつけた楽譜から日の光が透けてみえる光景を眺める、主演の加藤めぐみさんの姿が印象的だった。
ラストはほんわか暖かくなるような、春を予感させるものに。
あぁ、こんな四季の測り方もいいなぁ。