『実は伝わっていない日本語大図鑑』監修:山口謠司2023年/東洋経済新報社 ある特定の世代にしか通用しなくなってきている言葉たちに焦点を当てた一冊。色々な現場で起きているであろうジェネレーション・ギャップを取り上げ「この言葉は伝わっていないですよ」をイラストを ...
2025年02月
【映画】『怪獣ヤロウ』監督:八木順一朗
『怪獣ヤロウ』監督:八木順一朗2025年・日本上映時間:80分岐阜県関市のご当地映画。ご当地映画ながら、とても豪華でポップな一本。主演のぐんぴぃさんは、ずっと観てても飽きない、自然にぐんぴぃさんに目が向いてしまう怪演。監督の八木順一朗さんは芸能事務所タイタンの ...
【戯曲集・読みかけ】『イヨネスコ戯曲全集』1〜4巻
『イヨネスコ戯曲全集1』訳:諏訪正/安堂信也/木村光一/塩瀬宏/篠沢秀夫/大久保輝臣/宮原庸太郎/石沢秀二/佐藤信夫1969年 白水社【収録作品】禿の女歌手/諏訪正授業/安堂信也・木村光一ジャック、あるいは降参/塩瀬宏ごあいさつ/篠沢秀夫椅子/安堂信也先生(指 ...
【戯曲】イヨネスコ『先生(指導者)』あらすじと感想
『先生(指導者)』原題:LE MAITRE初演:1953年9月・ユシェット座訳:大久保輝臣頭がなかったわ、先生には!熱烈な崇拝者が多数いるらしい「先生」という人物を待つ人々。やってきそうでなかなか姿を見せない先生と、ドタバタする崇拝者、という構図の短い喜劇。やがて驚愕 ...
【戯曲】シング『谷の影』あらすじと感想
『谷の影』原題:In the Shadow of the Glen作:ジョン・ミリントン・シング1903年訳:松村みね子ある家にやってくる物乞い。その家では夫の死体を前にした妻がいて…と、設定だけ聞くとホラー感がすごいのだけど、やりようによってはコントにもなりそうな不思議な戯曲。作者 ...
【戯曲】イヨネスコ『授業』あらすじと感想
『授業―喜劇的ドラマ―』原題:LA LECON -Drame Comique-作:ウジェーヌ・イヨネスコ初演:1951年2月20日・ポッシュ座訳:安堂信也・木村光一「数学は言語学になり、そして言語学は犯罪の源ですからって…」授業をする教授と、授業を受ける女生徒。算術から比較言語学へと講 ...
【戯曲】ダンセイニ『光の門』あらすじと感想
『光の門』原題:The Glittering Gate作:ロード・ダンセイニ発表:1914年訳:松村みね子「奴等のやりそうなことだ。まったく、やりそうなことだ。ふん、やりそうなことだよ!」閉鎖空間に男二人の、短い芝居。どこも行くあての無さに、ベケットの『ゴドーを待ちながら』の先 ...
【読書】よしもとばなな『まぼろしハワイ』
『まぼろしハワイ』著:よしもとばなな2007年 幻冬舎だれのために泣いているのか私はわからなかった。でも会えなくなってしまった人たちのためになのだ、ということはわかった。会えないことにはふだん気づかないけれど、神様が髪の毛をそっとなでたみたいな、今のようなとき ...
【読書】木下龍也『あなたのための短歌集』
『あなたのための短歌集』著:木下龍也2022年 ナナロク社長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね歌人・木下龍也さんの短歌の個人販売で制作された百首 ...