びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

2024年03月

『野良猫を尊敬した日』著:穂村弘2021年 講談社文庫【Amazon商品ページはこちら】歌人・穂村弘さんののほほんとして少し後ろ向きなエッセイ集。色々な日常の話題に、少しだけ後ろ向きな、自信のないエッセンスが加わって、なんとも言えない味わいが醸し出される。家にインタ ...

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』上下巻著:アンディ・ウィアー訳:小野田和子2021年 早川書房【Amazon商品ページはこちら】Audibleにて。これ、面白かった。火星DASH村としてお馴染みの映画『オデッセイ』(火星に一人取り残されて芋育てる映画)の原作者、アンディ・ウ ...

『相寄る魂』作:ギィ・フォワシィ訳:岩瀬孝「愛し合うためには愛し合わなくては」昼間のベンチで、男が女に話しかける。そこから始まる二人の妄想ストーリー男女二人芝居。この頃のお芝居、こういう見ず知らずな二人が接触して何かが起きる、というタイプが多いような印象 ...

『ノームとアーメッド』原題:Norm and Ahmed作:アレクサンダー・ブーゾ訳:佐和田敬司初演:1968年4月「俺たちは、ホントに心から、あんたを歓迎する」「俺は、ちょっと寂しい。だって、ひとりぼっちだから。外に出て、何かしたい、人と会いたいんだ。」オーストラリアの戯 ...

『コナン・ドイル シャーロック・ホームズの代理人』著:ヘスキス・ピアソン訳:植村昌夫2012年 平凡社【Amazon商品ページはこちら】コナン・ドイルの伝記。イギリスでは決定版と言われている出来だそうです。シャーロック・ホームズの生みの親はシャーロック・ホームズを憎 ...

『ヨモツイクサ』著:知念実希人2023年 双葉社【Amazon商品ページはこちら】【一分間感想動画はこちら】Audibleにて。これはもう、読むバイオハザード。「黄泉の森には絶対に入ってはならない」禁域となった森を開発しようとした作業員たちが消息を経つ。熊被害と見られるそ ...

『汝、星のごとく』著:凪良ゆう2022年 講談社【Amazon商品ページはこちら】【一分間感想動画はこちら】【長尺感想動画はこちら】Audibleにて。切ない、あまりにもあまりにも。一組の男女の17歳から32歳までの切ない愛を中心にヤングケアラー、炎上問題、格差、多様性など、 ...

AppleTV+で配信中の『ニュールック』音声ガイドを担当しております。【番組詳細はこちら】第二次大戦下、シャネルやディオールがいかに生き抜いたかが描かれる骨太歴史ドラマ。是非。 ...

『なにもない空間』著:ピーター・ブルック訳:高橋康也・喜志哲雄1971年 晶文選書日常生活においては〈もしも〉は虚構だ。演劇においては〈もしも〉は実験だ。日常生活においては〈もしも〉は逃避だ。演劇においては〈もしも〉は真実だわたしたちがこの真実を信じる気になっ ...

『すいかの匂い』著:江國香織2000年 新潮文庫「夏」というとどんなイメージが湧くでしょうか?この『すいかの匂い』は夏を感じさせる短篇11作が集まった江國香織さんの短篇集。この一冊に漂うのはどこか気だるい、湿度のある、そしてどこか不穏な空気。誰にも話せない、自分 ...

来月、4月19日の金曜日に朗読イベントに出演致します。上野公園内の水上音楽堂というおっきなステージにて、16:20〜20時の間行われる朗読イベント。私は17:20からの第二部の終わりに、中島敦作品を読みます。東京朗読フェスティバル『いのち』企画:柳原路耀総合演出:飯干大 ...

『アガサ・クリスティー自伝(下)』著:アガサ・クリスティー訳:乾信一郎2004年/早川書房クリスティー文庫【Amazon商品ページはこちら】昔読んだアガサ・クリスティーの自伝の下巻。第六部 世界一周第七部 失われた満足の地第八部 二度目の春第九部 マックスとの生活 ...

本日の22:45よりNHKで始まります夜ドラ『ユーミンストーリーズ』音声解説ナレーションを担当しております。ユーミンの名曲から生まれたという、切なく優しい物語たち。お楽しみ下さいませ。音声解説ナレーションはリモコンの音声切替ボタンからご視聴いただけます。【放送予 ...

2月24日に参加したイベント『ガザ・モノローグ』ですが、早速You Tubeに全編の映像がアップされています。是非!【ご視聴はこちらから】 ...

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