『敵討以上』作:菊池寛初演:1920年3月/帝国劇場・文芸座「申すな。申すな。仮令出家致そうとも、主殺しの大罪は八逆の一つじゃわ。」読んでる途中で気付いたのですが、菊池寛の代表作『恩讐の彼方に』を本人が戯曲化した作品だそう。結構小説の戯曲化を沢山やってる作家な ...
2023年06月
【解説放送ナレーション】夜ドラ『褒めるひと褒められる人』
本日22時45分よりNHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』がスタートします。【夜ドラ公式サイトはこちら】夜ドラは毎週月曜〜木曜の22時45分から15分間のドラマ枠です。私、解説放送ナレーションを担当しておりますので、気になる方は音声切替ボタンをぽちっとしてみて下さい ...
【戯曲】菊池寛『時勢は移る』あらすじと感想
『時勢は移る』作:菊池寛初出:1922年1月初演:1924年3月・京都南座「私は無益な戦を止めて、松平家を救い、無用な血潮を流さないために、わざわざ走せ帰ったのです。」明治維新直前の動乱の時代をテーマにした戯曲。将軍家にずっと仕えてきた家が、どちらにつくのかで大騒 ...
【戯曲】菊池寛『時の氏神』あらすじと感想
『時の氏神』初出:1924年7月初演:1924年9月・演伎座「人生もそうです。遠方から見ると、美しくキレイに見えるのです。だが、その生活の中に立つと薄くて汚いのです。」作家の英作と妻のぬい子が夫婦喧嘩を繰り広げる中、ぬい子の従妹の芳子が訪ねてくる。夫婦喧嘩の末に家 ...
【戯曲】菊池寛『入れ札』あらすじと感想
『入れ札』作:菊池寛発表:1925年12月初演:1926年・市村座「弥助、かんにんしてくれ。意気地なしの卑怯者を、手前親分の代りに成敗してくれ!」赤城の山も今宵限り、でお馴染みの国定忠治。私は全然知らないのですが、その国定忠治の、まさに赤城の山も今宵限り、の辺りを ...

