びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

2022年01月

『"劇的"とは』著:木下順二1995年 岩波新書(新赤版)402大学の時に推薦図書になってたやつを今さら読みまして、「もっと早く読みなさいよ自分!」という気持ちになっております。劇作家・木下順二先生による、「劇的」とは何かというお話。冒頭突如馬の話なのですが、その ...

『桜の園』原題:Вишнёвый сад作:アントン・チェーホフ初演:1904年1月 モスクワ芸術座「このエルモライ・ロパーヒンが、桜の園に斧をくらわせるんだ」チェーホフの四大劇のラスト作品・桜の園。その昔読んだときのイメージは物哀しい、高尚な戯曲、という感じだ ...

Audibleの短編文学チャンネルより。『無限大ガール』著:森絵都朗読:松永玲子時間:63分愉快な作品だった。いろんな部活の助っ人をすることで失恋の傷を見ないようにしている女の子が、演劇部の助っ人に行った際に、脚本・演出を担う元カレと再会。やがて元カレとか二の次で ...

Audibleのポッドキャスト「短編文学チャンネル」より。『風鈴』著:松浦理英子朗読:中澤明日香時間:50分ほど子供の頃の思い出を語る感じで始まるこの作品。ときどき映画のロケ地になる地元での、少女時代の話。幼馴染との遊びや、ロケ隊と一緒にやってきた少女との交流など ...

『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』作:別役実初演:1987年10月 パルコ・プロデュース「ただの騎士は黙って坐っていても世界はそのままですが、遍歴の騎士は何もしないでいると、それだけで世界が損害をこうむるんです……。」「いいかい、もしお前さんが私たちに殺されたく ...

『アンティゴネ』原題:ANTIGONE著:ブレヒト初演:1948年2月 スイス・クール市立劇場訳:谷川道子2015年 光文社古典新訳文庫「やめましょう。見に行くと見られてしまうわ。」「最近、似たような行為が私たちにあったのではないか、いや、似たような行為はなかったのではない ...

私が朗読しておりますオーディオブックが発売されております。『芥川龍之介名作選』というタイトルで、芥川作品29作収録です。よろしければ是非。Audibleはこちらaudiobook.jpはこちら ...

『ジョバンニの父への旅』作:別役実初演:1987年/文学座「場合によっては、私が突き落としたと言うかもしれないね……。特に私が見てしまった場合はさ……、つまり、その誰かを私の息子が突き落すところを……。」宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』で描かれた、あの夜・あの事故 ...

昨年から、池袋コミュニティ・カレッジにて、「西村俊彦の朗読トレーニング」という講座の講師を担当しております。毎月第一・第三火曜日の13時からの90分講座。前期6回は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を題材に、色々な朗読のコツをご紹介しました。そして1月から始まった後期は ...

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