『白い病』訳:阿部賢一原題:BILA NEMOC作:カレル・チャペック1937年「鉛の玉やガスで人を殺してもいいとしたら……私たち医者は、何のために人の命を救うのか?」これ、1937年の戯曲なんですが、今年書かれたんじゃないかという感じでした。感染すると身体の感覚が無くな ...
2020年12月
【解説放送ナレーション】よるドラ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』
本日は23時30分から、解説放送ナレーションを担当していますよるドラ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』最終回です。死んだ人間が天国行きか地獄行きかを決める場所、閻魔堂にいる閻魔大王の娘・沙羅が、不遇な死を遂げた者に対して生き返りのチャンスを賭けた、死者復活謎解き推理ゲ ...
【解説放送ナレーション】NHKミニドラマ『悲熊』
本日からクリスマスイブまで、解説放送ナレーションを担当しましたミニドラマ『悲熊』が、NHKで放送されます。【作品紹介(公式サイトより)】水産加工会社で働きながら自活する子熊の、切なくも前向きな日常を描く“癒やし系”ミニドラマ!誰もが経験したことのあるクスッと笑 ...
【アニメ】『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』(全4話)
『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』全4話2000年制作『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』は地球侵略の歩を進めるインベーダーとの戦いを描いていたが、こちらは復活した恐竜帝国の王・ゴールとの闘い。恐竜帝国っていうと、ゲッターロボ感があるなぁ。地球に ...
【アニメ】『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』(全13話)
『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』(全13話)1998年制作「過去を未来へと繋ぐために現在を生きる!それが人間ってやつなんだ!」熱い、とにかく熱い。台詞も熱い、展開も熱い、演技も熱い、そして絵の圧!インベーダーと人類の、生き残りをかけた戦争。熱さ・ ...
【読書】太宰治『きりぎりす』
『きりぎりす』著:太宰治新潮文庫【書籍情報はコチラ】女性一人称語りの『灯籠』『皮膚と心』『きりぎりす』『千代女』が一冊に収まった文庫。さらに、おしゃれと犬に異様な執念を見せる『おしゃれ童子』『畜犬談』ドライな質感で破滅を語る『水仙』『日の出前』心中物の『 ...
【戯曲】岸田國士『顔』感想とあらすじ
『顔』作:岸田國士1932年5月1日海浜の寂れたホテルを舞台に展開する、すれ違うハラハラ劇。ホテルで働く女中のるいの思い出話に前半のほとんどが費やされ、新手の一人芝居だろうかと思う瞬間がある。その思い出話の中に出てくる因縁の男性、というのがたまたまホテルを訪れ ...
【戯曲】岸田國士『感化院の太鼓』感想とあらすじ
『感化院の太鼓』作:岸田國士1928年9月「誰でもいい、返事のできるものが、返事をしてくれ。一体、良いとか悪いとかいふこた、誰が決めたんだい。どうして良いことつていや面白くなく、悪いつていふことだけが面白いんだい。」警察の世話になるくらいの不良少年・麦太郎を持 ...
【出演動画】リーディングフェスタ2020『別役実さん、どちらへ』
以前から憧れていた劇作家協会リーディング部の作品に、ト書き(小説で言う地の文みたいなやつ)で参加しました。劇作家・別役実さんの名作ダイジェストと、『おや、賢治さん、どちらへ うん、ちょっと、そこまで』という、宮沢賢治の生涯を描いた作品。日本の不条理演劇( ...
【戯曲】岸田國士『女人渇仰』感想とあらすじ
『女人渇仰』作:岸田國士1949年9月「おれはただ、一生涯、母親からも、女房からも、娘からさへも、優しい言葉つていふものをかけられた覚えがないんだ。」登場人物は、老人、少女、娘。二人でもやれそう。序盤の、少女との出会いからの宿へ移動、そして中盤の家への帰宅、と ...
【読書】稲川淳二『恐いほど人の心をつかむ話し方』
『稲川淳二の 恐いほど人の心をつかむ話し方 心に残る、響く、愛されるための38の方法』著:稲川淳二2019年 株式会社ユサブル【書籍詳細はコチラ】「おもいを伝えたい。その熱い気持ちがあって一生懸命話す。そのことが会話においては何よりも大事なことだと私は思っています ...
【戯曲】コルネイユ『舞台は夢』感想とあらすじ
『舞台は夢』訳:井村順一原題:L'ILLUSION COMIQUE作:ピエール・コルネイユ(1606〜1684)1639年「裏切り者も、裏切られた者も、死者も生者も、芝居が終われば、また、もとの仲間に戻るのだ。」家出した息子を探す父親が、魔術師アルカンドルによって息子の生涯の幻影を見 ...