『大手拓次詩集』編:原子朗1991年 岩波文庫詩を読むのがわりと苦手で、それゆえに読まなきゃと思って色々読もうとしてるのですが、この文庫は、全く頭に入ってこなかった!と清々しく言える感じでした。象徴詩、幻想詩、というジャンルが苦手なのかもしれません。言葉だとど ...
2019年01月
【観劇】しみくれ×幻奏ボレロ『アカルイユウヤケ』
しみくれ×幻奏ボレロ『アカルイユウヤケ』原案:清水康栄(しみくれ)作・演出:小松明人(幻奏ボレロ)日程:2019年1月23〜30日料金:前売・当日3500円会場:阿佐ヶ谷アルシェ父親に性的虐待を受けている妹を守るために父を殺したとして刑務所に入った兄、兄が殺人犯という事で ...
【読書】茨木のり子のイメージが変わった一冊。『茨木のり子集 言の葉1』
『茨木のり子集 言の葉1』著:茨木のり子2002年 筑摩書房詩集『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』から選りすぐりの詩と、エッセイやラジオドラマなどを収録した、茨木のり子ベスト盤的な一冊。ちくま文庫で三冊出てるうちの一巻。茨木のり子、というと、有名な詩のイメージ ...
【解説放送】第2回『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』
本日23時30分からNHK総合にて、『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』第2回も引き続き解説放送のナレーションを担当しています。あっという間に街にゾンビが現れ、三人で同居する女性たちがそれぞれの場所で騒ぎに遭遇する、大混乱の第1回でしたが、今回はどうなるのでしょ ...
【戯曲】レッシング『賢人ナータン』
『賢人ナータン』原題:Nathan der Weise作:ゴットホルト・エフライム・レッシング1779年「自分自身に忠実に生きようとする決心がその場でできないような者は、一生涯他人の奴隷で暮すことになる。」二幕九場「しかし物事にはわたくし達の推し量りきれないほど深い意味をも ...
【読書】谷川俊太郎『わらべうた』
『わらべうた』 著:谷川俊太郎 1981年 集英社 だんだんいくつ 十三七つ だんだんのぼれ のぼればうそが ほんとになるぞ 「だんだんうた」よりかえるがなくからかーえろー。さよなら三角また来て四角。など、日常の中のリズムや節がついた言葉、わらべうた。谷川俊太郎さ ...
【解説放送】NHK『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』
本日23時30分からNHK総合でスタートするよるドラ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(連続8回)にて、解説放送ナレーション担当しております。NHKで、ぶっ飛んだゾンビもの。沢山のゾンビが暴れまわります。解説放送は、音声切替ボタンでお楽しみいただけます。 ...
【映画】『ジオストーム』監督:ディーン・デヴリン
『ジオストーム』原題:Geostorm監督:ディーン・デヴリン出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アンディ・ガルシア、ほか製作:2017年 アメリカ上映時間:109分今年の映画初めはこれ。環境破壊が深刻になる中、一人の天才と、国を越えた科学者たちの協力で作り ...
【解説放送】明日のNHK『ちょい☆ドラ2019』
明日(1月12日)の23時30分〜NHK総合で放送されます、『ちょい☆ドラ2019』にて、解説放送を担当してます。音声切替にてお楽しみいただけますよ!「◯◯な女」というテーマで、10分×三本のオムニバスドラマ。脚本は、名だたる劇作家陣!番組詳細はこちら! ...
【朗読】小山内薫『芝居は魂だ』
演劇、と言えば歌舞伎だった時代に、リアリズム演劇を定着させようと活動した、演劇の改革者・新劇の父・小山内薫。(雑な説明…)その小山内先生が、「築地小劇場」(劇団の機関誌みたいなものかな?)に出した、情熱の文章。『芝居は魂だ』ごもっとも! 【収録】 『小山内薫 ...
【読書】シェイクスピア『詩篇 其二』訳:坪内逍遥
『詩篇 其二(ソネット集)』 (新修シェークスピヤ全集 第三十九巻) 作:ウィリアム・シェイクスピア 訳:坪内逍遙 昭和9年 中央公論社 154の詩からなるシェイクスピアの『ソネット集』 それに加えて、緒言、として、訳者の坪内逍遙による論説が載ってる本。 緒言は、 『ソ ...
【朗読】コナン・ドイル『グロリア・スコット号〜シャーロック・ホームズの思い出より』
久しぶりに、シャーロック・ホームズシリーズの朗読を作りました。 『白銀の失踪』 『空家の冒険』 に続いて、 『グロリア・スコット号』です。 ホームズが若かりし頃、探偵になるきっかけとなった事件です。 友人の父親の元を訪ねた際に、その父親の隠していた過去の一端 ...
【戯曲】矢代静一『七本の色鉛筆』
『七本の色鉛筆』作:矢代静一(1927-1998)1972年七人姉妹とその父親の、家庭の物語。姉妹の一人・文代と、その交際相手の田所は、親子の関係にある、というのが割と序盤で明かになり、この関係を中心に、家族のありよう、意地悪な運命が描かれる。姉妹の一人・菊が度々語りと ...
【読書】重松清『きよしこ』
『きよしこ』著:重松清平成17年 新潮文庫(平成14年刊行)お話にできるのは「ただ、そばにいる」ということだけだ 吃音の少年の母から作者に手紙が届いた。「そんなものに負けないようにと励ましてやってほしい」作者は考えた。「そんなもの、というほど簡単なものじゃない」 ...
自殺と萩原朔太郎とハムレット
昨日、小田急線で人身事故がありましたね。 自分がブックオフ初売りセールにときめいてる瞬間にもそんな事が起きている、 と考えると、 「迷惑だ」というのとは違う感情が、なにかしらざわざわします。 だからって訳じゃないですが、読みました。 ちょいと前にどなたかがTwi ...